不安症

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Anxiety disorder

不安症とは

不安症とはパニック症（panic disorder）と全般不安症のことです。

心理学者フロイトがパニック症（panic disorder）と全般不安症をあわせて不安神経症と呼びました。

不安神経症の概念から、急性の不安を伴うパニック症が疾患概念として独立して考えられるようになりました。

不安神経症からパニック症を差し引いたものが全般不安症として分類されるようになりました。

パニック症と全般不安症は、内科医がよく診る不安症です。

パニック症は心疾患や呼吸器疾患との鑑別が大切です。

全般不安症は身体疾患に関する心配や、身体症状の不定愁訴で内科を受診することが多いといわれています。

不安障害とパニック障害の違い

現代医学における不安症

不安症（不安障害）は、過剰な不安や心配が長期間持続し、日常生活に支障をきたす精神疾患の一群を指します。

主に「全般性不安障害」「社交不安障害」「恐怖症」などに分類され、脳内のセロトニン・ノルアドレナリンの調整機構の乱れが原因とされます。治療には抗不安薬や認知行動療法が用いられます。

中医学における不安症の弁証

中医学では、不安は「心神不安」「心胆気虚」「痰火内擾」「肝鬱化火」「陰虚火旺」など多様な弁証で捉えられます。

五臓のうち、特に「心」「肝」「腎」の失調が深く関与します。

心脾両虚：過労や思慮過多により心神が不養となり、不安・不眠・健忘を生じる。
心腎不交：腎水が心火を制御できず、精神が安定せず焦燥や動悸が見られる。
痰火内擾：暴飲暴食や情緒乱れにより痰熱が生じ、心神をかき乱す。
肝鬱気滞：気の巡りが滞ることで、胸脇の張り・易怒・抑うつが見られる。

鍼灸による対応

不安症の鍼灸治療は、心肝腎の調整とともに、痰・火・気滞の除去を目的とします。

神門（HT7）：心神を安定させ、不眠や不安を鎮める。
内関（PC6）：心胸を緩め、情緒の安定を図る。
太衝（LV3）：肝気の疏泄を促し、気滞を解消。
三陰交（SP6）：陰を補い、神志を養う。
百会（GV20）：陽気を引き上げ、精神を集中させる。

整身・整息メソッド

整身

正しい姿勢を保つことにより、胸郭の開放と気血の巡りを整え、心肺機能の安定につながります。背筋を伸ばし、肩を下げ、丹田を意識する坐法が推奨されます。

整息

呼吸は「心」の状態を反映します。腹式呼吸を基本とし、吸気4秒・呼気6秒程度のゆっくりしたリズムを1日数分から始め、呼吸の静けさが心の静けさへとつながるよう意識します。

中医学的アプローチの意義

中医学は、不安症を単なる精神疾患としてではなく、気血陰陽の失調として全身的・時間的な視野で捉えます。

体質や発症の背景に応じて施術・養生を行うことで、再発を防ぎ、心身の本質的安定を目指します。

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不安症の心療鍼灸

不安症の心療鍼灸　日曜　担当

井出貴之
（鍼灸師・柔道整復師）

日曜日の閉院時間に一人一人ゆっくりと対応させていただきます。

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推薦者
奈良先端科学技術大学院大学元教授

私が同僚からの紹介で寿楽鍼灸整骨院に初めてうかがったのはもう数年前のことです。
以来、毎週、御指導をしていただき、ご意見にしたがって「自分で歩くこと」を実行したところ、70才以上になった現在でも、国内でまた海外で仕事を続けることが出来ています。
私は、寿楽鍼灸整骨院の健康・医療理念を推薦いたします。

推薦者
梅花女子大学関西福祉科学大学
元教授　(応用行動心理学)

井出くんは大阪鍼灸専門学校で私の心理学の授業を受け、卒業後、関西福祉科学大学で私が毎週日曜日に主催していた障害児指導の会に数年に渡り勉強をかねて手伝ってくれました。
その間に、幼い障害児を相手に応用行動分析の基礎と実践を学びました。
有能で勉強熱心で高度の臨床スピリッツを備えた優秀な人物であることを保証します。