全般性不安障害

全般性不安障害（GAD）とは？

― 日常的な「理由のない不安」…その本当の正体とは ―

英語
Generalized anxiety disorder

全般性不安障害

全般性不安障害とは

仕事や学業の事、将来の事、さまざまな出来事や活動について、過剰な不安や心配が、ほぼ毎日、数ヶ月以上続いている

その過剰な不安は自分でコントロールすることができない

その過剰な不安は以下の症状の3つ以上

①落ち着きがない、リラックスできない、緊張感や神経の高ぶりがある

②イライラ感がありおこりっぽい

③肩こり、首こり、同期、発汗、息苦しさ

④眠れない

⑤集中できない

⑥疲れやすい

上記の不安や身体症状により、日常生活や社会生活に大きな支障がある

上記の不安や身体症状は他の不安障害、精神疾患、体の病気、薬など物質の影響によるものではない

全般性不安障害（GAD）の症状とは？

全般性不安障害とは

「これといった理由がないのに、いつも不安が頭から離れない…」

「将来が心配で、常に落ち着かない」

「体の不調もあるのに、病院では“異常なし”」


このような状態が6ヶ月以上続くと、「全般性不安障害（GAD）」と診断されることがあります。

【主な症状】

理由もなく不安な気持ちが続く

緊張しやすく、集中できない

些細なことで過度に心配してしまう

動悸・吐き気・胃の不調・不眠など身体症状が伴う

常に最悪の事態を想像してしまう

現代医学での見方

GADは「脳の神経伝達物質の乱れ」や「ストレスに対する感受性」などが関係するとされ、抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬などが処方されます。

ただ、症状を一時的に抑えることはできても、根本的な安心感や自信を取り戻すには至らないと感じる方も少なくありません。

東洋医学（中医学）から読み解く、全般性不安の“本当の原因”

中医学では、不安感は**「心」や「肝（かん）」など五臓のアンバランス**が影響していると考えます。

また、体と心は不可分と捉え、「気血水」の巡りや「陰陽」のバランスの乱れが精神状態に大きく関係するとされています。

中医弁証による代表的なタイプ

① 心脾両虚（しんぴりょうきょ）タイプ

特徴：

考えすぎ・不安感・眠れない

食欲不振・疲れやすい・動悸

顔色が黄色っぽい・夢が多い

→「考えすぎ」が脾（胃腸）を弱らせ、血が不足し心を養えず、不安感や不眠に。


② 肝鬱気滞（かんうつきたい）タイプ

特徴：

ため息が多い・イライラ・胸のつかえ

PMS（月経前症候群）が強い

不安と怒りが交互に出る

→ ストレスにより肝の働きが滞り、気が詰まり「気逆」となって不安感・焦燥感に。


③ 腎陰虚（じんいんきょ）タイプ

特徴：

不安感・動悸・のぼせ・耳鳴り

寝汗・寝つきが悪い・夢が多い

疲れやすいが頑張ってしまう

→「腎」が弱り、心身の根本的な安定が保てなくなり、慢性的な不安へとつながります。


④ 痰熱擾心（たんねつじょうしん）タイプ

特徴：

胃腸が弱く、ムカムカや口苦

興奮しやすい・焦燥感・眠りが浅い

→ 体内に「余分な湿と熱（痰熱）」がこもり、心をかき乱すことで不安が生まれます。

本当の安心感は、薬では得られない。

西洋医学では「脳の問題」とされがちな不安も、東洋医学では**「心身の巡り」や「根本の体質」から整える**アプローチを行います。

私たちは、こうした心身の状態を丁寧に観察し、あなたの“タイプ”に合った方法で整えつつアドバイスしていきます。

ご自身の不安が「体質のサイン」かもしれません

昔より疲れやすくなった

胃腸が弱く、すぐに不調が出る

よく夢を見て、熟睡できない

周りのことが気になって仕方ない

こうした体の声に気づいたときが、改善の第一歩です。

整身・整息・鍼灸・カウンセリングで、安心と自信を取り戻す

当院では、

呼吸（整息）を通じて交感神経を鎮め

姿勢（整身）から気血の巡りを整え

東洋医学に基づいた鍼灸で五臓六腑を調える

カウンセリングで不安の根本を理解し対処する


という、薬に頼らない方法で、心身の不安定さを根本から和らげるサポートを行っています。

ご相談・ご予約はこちらから

「病院に行っても改善しなかった」

「薬に頼らずに不安を和らげたい」

そんな方に、心からの安心を届けたいと思っています。

▶ 今すぐご相談・ご予約はこちら

「自然治癒プログラム」とは

▶ あなたの生命力を取り戻すために
「自然治癒プログラム」



お問い合わせ・ご相談はこちら

「今のままではいけない」「本気で変わりたい」と思ったら、まずはお問い合わせフォームでご相談ください。

「自然治癒プログラム希望」でご連絡ください。
▶ お問い合わせフォーム

あなたが「変わる覚悟」を決めたとき、治癒は始まります。

↓↓↓↓

パニック障害

パニック障害の克服、対処法、カウンセリング、認知行動療法や暴露療法などの心理療法、呼吸法や瞑想、鍼灸・整体を組みあわせた治療プログラムをおこなっております。

お友達にシェアする！

　 　

参考文献

こころのクスリBOOKS よくわかるパニック症・広場恐怖症・PTSD
(著)貝谷 久宣(監修)
主婦の友社
2018年09月29日発行

正しく知る不安障害　～不安を理解し怖れを手放す～ (ぐっと身近に人がわかる)
(著)水島 広子
技術評論社
2010年09月03日発行

全般性不安障害　関連外部リンク

不安障害
Tottori University Hospital

関連外部リンク

Generalized Anxiety Disorder: When Worry Gets Out of Control
National Institutes of Health (.gov)

Generalized Anxiety Disorder (GAD)
Anxiety Disorders Association of America

Generalized Anxiety Disorder (GAD)
Johns Hopkins Medicine