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起立性調節障害

起立性調節障害 | 大和西大寺 | 奈良
Orthostatic control disorder

【起立性調節障害】

起立性調節障害、なかなか聞き慣れない言葉かもしれません。



これは、小学生や中・高校生くらいの子供に多く見られる症状です。

どのような症状かと言うと、朝起きようと思ったらフラついてしんどくて起きられない。または、しばらく立っているとフラつきなどで立っていられない。

など、一見すると朝起きるのが弱い…ただサボっているように見える、気合いが足りないんじゃないか…

と言う様に本当にしんどいのになかなか周りに理解してもらえずに辛い思いをしている子供たちの症状です。

起立性調節障害

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A子さんは高校2年生です。

4月のある日、朝起きて学校へ行こうと思ったらなんだか頭がフラフラして気持ちが悪い。



それでも、しばらくすれば治るかと思い学校へ行きました。



しかし、2限目が終わる頃、またフラつき、気分が悪くなってきたので、保健室へ行きました。

風邪かと思い熱を測ったが

保険の先生は

「熱はないね、多分疲れているのでしょう。しばらくベッドで休んで下さい。」

と言いました。



しばらくベッドで横になっていると少し落ち着いて来たのでまた授業に戻り、その日はそれから普通に過ごしました。一体なんだったのだろう??



次の日、朝起きる時にまたフラつきます。おかしい…また昨日と同じ…

なんだか頭がボーッとします。でも、熱はありません。

母親にその事を相談しますが、

「何を言っているの、朝はみんなだるいのよ。夜遅くまでスマホを見て、起きてるからよ!朝ごはんを食べて動いていたらそのうち良くなるわよ。そんなこと言っていないで、早く学校へ行く準備をしなさい!」



学校の授業中、また気分が悪くなり保健室へ……

「あれ、また来たの?今日もしんどいの?熱はないし…ベッドで横になる?」

「一度病院で診てもらったら?」



A子さんははじめ、

「私何かの病気なのかな…不安だな。病院なんて行きたくないな。」と思っていました。



またあくる日…またフラつき…

母親は「何?またしんどいの?そんなにしんどいんだったら病院に行く?」



そこで、A子さんは不安に思いながらも病院へ行くことにしました。

起立性調節障害2

病院で

いろいろと検査をし、

「これは、起立性調節障害ですね」

と診断され、

「思春期の子供に良くある自律神経の乱れです。薬を飲んで様子を見ましょう…」



「はぁ…。」

「起立性調節障害??」

A子さんも母親も聞いたことがない名前でした。



しかし、それ以上聞くことも出来ず、何故なるのかも分からずに出された薬を飲む事にしました。



そして、その晩、処方された薬を飲みました。

「これで良くなるんだ?、良かった。」





翌朝、

フラつき……「えっ?」「なんで?」

「あの薬を飲めば治るんじゃないの…?」



A子さんは不安で不安で仕方ありませんでした。その日以降

出された薬は続けて飲みましたが、一向に良くなる兆しが見えてきません。



そんな時に、母親がインターネットで【起立性調節障害】について調べていると、

「整体で起立性調節障害が治る?」

「そんなことあるの?」

「それでも、このまま病院へ行っていても良くなる様子が見られないし…」



親子は整体で良くなると言うことに対して半信半疑でいましたが、A子さんは何度か通っているうちに体調が良くなり、徐々に普通の生活、学校生活を送れるようになりました。



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起立性調節障害3

?【起立性調節障害】に対する考え?

起立性調節障害は自律神経の働きが低下する事により、特に循環器系の機能が低下し、起立時に血圧が下がり過ぎ、それに伴い心拍数が上がってしまいます。これをもとの落ち着いた状態に戻すのに時間がかかるのでしばらくボーッとします。

そのことが原因で学校へ行けない不登校の子供達もたくさんいます。



単純に気合いと根性で治るかと言うとなかなかそう言うものではないので、自分でどうして良いのか分からずに落ち込み、さらに周りにもしんどさを理解してもらえず、それらの事がきっかけでますます症状を悪化させてしまい、ついには不登校になってしまいます。



では何故なるのか??



原因の一つとして第二次性徴(思春期)による、心の成長と体の成長のアンバランスにより、自律神経が乱れてしまう事が挙げられます。

内臓をはじめ、体は自律神経とホルモンで調節されています。よって、その自律神経やホルモンのバランスが乱れてしまう事で体調が悪くなってしまうのは当然のことです。

(※考え方としては更年期障害とよく似ているかもしれません。)



なんだか、ハッキリとしないモヤっとした状態で薬による治療が始まります。病院では薬による治療しか方法がありません。しかも、薬はあくまで対症療法なので症状が軽くなっても薬の力で治ることはありません。

あくまで治すのは自分の力です。



子供に薬を飲ませる事に抵抗がある親御さんはたくさんおられます。薬を飲む事で内臓や脳に影響が出て他の病気を引き起こす事もあります。

【起立性調節障害】は病気ではありません。

治ります。必ず原因があります。それは、体の歪みであったり、精神的な悩み、学校や家庭環境でのストレス、様々なことからこの症状は起きてきます。子供本人は何が原因で、何がきっかけになっているのか薄々気付いているはずです。原因に気付き、負担を減らしていく事が根本的な治療に繋がっていくと思います。

薬なしの治療をオススメします。



どんな治療をするのか、もっと詳しく聞きたいなど質問も随時受け付けております。





ちなみに、A子さんは大学も卒業し、今は学校の先生として子供達の為に一生懸命働いておられます。





皆さんの人生のほんの少しのお役に立てれば光栄です。

起立性調節障害4

起立性調節障害の鍼灸・整体・マッサージ治療

臨床で使用する経絡・経穴の例:

頭部では百会(ひゃくえ)。

背中の身柱(しんちゅう)、肺兪(はいゆ)、厥陰兪(けついんゆ)など。

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思春期外来の心療鍼灸

子どもの心療内科疾患の特徴

子どもの心療内科疾患(心身症)

身長・学力・体力を伸ばす整体

姿勢を整えて、自律神経、ホルモンバランスにアプローチします。

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起立性調節障害 関連外部リンク

High Prevalence of Orthostatic Dysregulation among Circadian Rhythm Disorder Patients
Journal of Clinical Sleep Medicine

Orthostatic Intolerance
ScienceDirect®

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