ひきこもり
英語
Hikikomori
もくじ
執筆者
ひきこもりとは
「ひきこもり」とは、不登校や就労の失敗などをきっかけとして、長期間ら自宅にこもり続ける青少年を指し示す言葉です。
昨今、海外でも "hikikomori"というワードがつかわれています。
厚生労働省研究班の「ひきこもり」の定義
① 6か月以上社会参加していない
②非精神病性の現象である
③外出していたとしも対人関係がない場合、ひきこもりと考える
「ひきこもり」はときどき「発達障害」や「統合失調症」がひそんでいる場合があります。
ひきこもりのきっかけ
成績不振
受験の失敗
いじめ
挫折
失恋
など
ひきこもりの調査
「ひきこもり」 は、不登校に比べると、実態の把握が困難とされています。
半年以上、仕事や学校に行かず自宅にいる15歳から39歳のひきこもりの方の数が、全国で推計約54万人に上ると、2016年に内閣府は発表しました。
これまでの内閣府調査によると、全世代では100万人以上のひきこもりがいる可能性があるといわれています。
昨今「八〇五〇問題」という言葉は広く知られるようになりました。
ひきこもりは若者問題から中高年問題に移行しひきこもりの高齢化も目立つようになりました。
ひきこもりの支援
ひきこもり本人は治療することを拒むことが多いです。
家族は「本人が安心してひきこもりができる環境を守ること」 が大切だといわれています。
不登校と同様、ひきこもりにおいて、「社会参加」や「就労」を治療目標にすることは誤りとされています。
最小限の社会との接点を確保するよう支援することが大切です。
当事者が自らの意欲において自身が見出した目標へと歩み出すことが大切です。
対話的な姿勢が大切だとされます。
不登校からひきこもりへ
不登校とひきこもりは別々のものではなく、連続したものです。
不登校が卒業や退学により、そのままひきこもりに移行します。
ひきこもりの鍼灸・整体・マッサージ治療
臨床で使用する経絡・経穴の例:
頭部では百会(ひゃくえ)。
体全面の膻中(だんちゅう)、巨闕(こけつ)。
合谷(ごうこく)、神門(しんもん)など。
関連疾患
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参考文献
ひきこもりの真実 ――就労より自立より大切なこと
林 恭子 (著)
筑摩書房
2021/12/9 発売
ひきこもり 関連外部リンク
まず知ろう!「ひきこもりNOW」
Ministry of Health, Labour and Welfare
HIKIKOMORI 関連外部リンク
Hikikomori, A Japanese Culture-Bound Syndrome of Social Withdrawal? A Proposal for DSM-V
National Library of Medicine
Why more US men are falling victim to Japan’s anti-social hikikomori trend
NYP Holdings