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パニック障害と間違われやすい病気


パニック障害と間違われやすい病気

英語

Illnesses that can be mistaken for panic disorder

パニック障害と間違われやすい病気

パニック障害と症状が似ている病気なので、それらに対応することが第一になります。

しかし、これらの病気の症状が引き金で、予期不安や広場恐怖などパニック症状に発展してしまうケースもあります。

この場合も、そのパニック症状について、しっかりとしたメカニズムの解明と理解と対応で軽減していくことが可能です。


甲状腺機能亢進症

不整脈

狭心症

高血圧

貧血

低血糖

メニエル病

カフェイン過敏症

薬物依存症

側頭葉てんかん

パーキンソン病

間違われやすい病気

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に産生、分泌される病気です。

バセドウ病とも呼ばれています。動悸、発汗、震戦、頻脈、収縮期高血圧などが現れるため、情緒不安定になりることがあります。

甲状腺機は血液検査で検査することが可能ですが、一般的な健康診断の血液検査の中には含まれていないため異常があっても放置されたままの人がいることがあります。

甲状腺機能亢進症 バセドウ病

甲状腺

不整脈

脈が速くなる、脈が止まる、脈が遅くなる、めまいなどが起こる、などの症状により、「心臓が止まってしまうのではないか」と言う恐怖に見舞われます。

不整脈は、心臓が悪い場合だけではなく、疲れたときに起きることもありますが、血液の流れがスムーズでないため、血液が固まりやすく、その固まった血液が、毛細血管で詰まった場合に脳梗塞などの原因にもなります。

不整脈


動悸

不整脈

狭心症

狭心症は、主に胸骨後方に、痛みを起こす症状があります。

心臓の血管が細くなるため、血液の塊が詰まりやすく、心筋梗塞の手前の症状として胸に痛みを引き起こします。

体を動かしているときに突然、胸が締め付けられるような圧迫感を感じるため、心臓が止まってしまうのではないかという不安に襲われることがあります。

加齢による動脈硬化や、精神的ストレスで発症しやすいことがわかっています。

病院の心電図検査で、狭心症発作時にST低下と言う症状が見られます。

高血圧

血圧が高いと、頭痛、耳鳴り、動悸、めまいなどの症状が起こります。パニック発作時の血圧は一気に上がるため、高血圧と同じような症状が起こります。

高血圧は、主に動脈硬化によって引き起こされることが多く、血管内の圧力が高いため、毛細血管が切れやすく、脳梗塞などを発症する原因となります。

高血圧

貧血

貧血は女性に多く、生理で鉄分を失いやすいため起きやすくなります。

血液中のヘモグロビンが減少し体の細胞に酸素を運搬できなくなり、疲労、動機、息切れ、めまい、立ちくらみなどの症状が生じます。 普段から、レバーなどの鉄分の多い食品をとることで症状を防ぐことが可能です。

貧血

低血糖

低血糖は血液中の糖分(エネルギー)が不足して、めまい、発汗、動悸、ふらふら感などがおこります。

糖尿病の方で、薬を使用している方に多くみられます。

砂糖や小麦粉など一気に血糖量を上げる食べ物を普段から沢山摂っていると、その分血糖値が極端に下がる傾向があります。

低血糖を防ぐには、出来るだけ血糖をゆっくりとあげる食べ物を選ぶことが大切です。

例えば、五穀米や玄米など、精製され過ぎていないものを選ぶとよいでしょう。

糖尿病

メニエル病

突然のめまいや耳鳴り、難聴などがおこります。

発作の時間が1時間〜6時間など、パニック障害の発作よりも長く続く傾向があります。

内耳のリンパ液のむくみで生じます。

耳の奥の内耳と呼ばれる部分には、聴覚と平衡感覚をつかさどる細胞があります。

耳鼻科の聴覚検査で確認できます。

メニエルの原因は不明ですが、ストレスと関係が深いといわれています。

メニエール病診断の手引き


メニエル病

カフェイン過敏症

頭痛薬や生理痛の痛み止めなどに含まれていることがあります。

知らないうちにカフェイン中毒症になっていることがあります。

カフェイン過敏症の方は、知らずにカフェインを摂り過ぎると動悸、発汗、のぼせ、不安などの症状がでることがあります。

カフェインは緑茶、紅茶、コーヒーだけでなく、栄養ドリンクや鎮痛剤などにも使われていることがあります。

カフェインは体重60kgの人で、一日約400 mgが「人体に悪影響のない最大摂取量」といわれています。

一日にコーヒー約3杯以上を飲むと、カフェイン依存症になる計算です。

薬物依存症

薬物中毒では自律神経症状を伴うことがあります。

また、パニック障害の症状を薬物で回避しようとすると、リバウンドして、かえって不安が増し、また薬物で紛らわすという悪循環に陥る場合があります。

コカイン、覚せい剤、脱法麻薬だけでなく、最近では精神安定剤などの処方箋薬を乱用していることが、問題視されています。

薬物依存症

側頭葉てんかん

発汗、過呼吸、頻脈、めまい、などが起こる。

発作時に気を失う点がパニック障害の症状とは異なります。脳波の検査や脳の画像検査で確認できます。

パーキンソン病

パーキンソン病は、振戦(ふるえ)、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする進行性の神経変性疾患です。

手の震えやめまいなどの、自律神経症状をともなうため、パニック障害の症状と誤診する可能性もあります。

パーキンソン

パーキンソン症候群

パーキンソン病

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参考文献

薬なし、自分で治すパニック障害
(著)森下 克也
KADOKAWA
2014年03月27日発行

患者のための最新医学 パニック障害 正しい知識とケア
(著)坪井 康次 (著, 監修)
高橋書店
2021年05月19日発行

パニック障害と間違われやすい病気 関連外部リンク

パニック障害
ウィキペディア(Wikipedia)

関連外部リンク

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WebMD

7 Medical Illnesses That May Present as Anxiety
Psychiatric Times

10 Conditions That May Be Misdiagnosed as Anxiety
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