境界性パーソナリティ障害

英語

Borderline personality disorder:BPD

Emotionally unstable personality disorder

・境界性パーソナリティ障害とは

・境界性パーソナリティ障害の特徴

・境界性パーソナリティ障害、診断基準とは

執筆者

井出貴之（鍼灸師）プロフィール

境界性パーソナリティ障害とは

境界性パーソナリティ障害とは若い女性に多く見られ、感情が不安定で、リストカットなどを繰り返してしまう障害です。

パーソナリティ障害
ドクターズ・ファイル

境界性パーソナリティ障害の特徴

いつも誰かに見捨てられてしまうのではないかと言う不安があり、ちょっとしたことで感情が不安定になり、自殺のふりをしたり、切れたりすることで、見捨てられないようにしようとします。

「境界性パーソナリティ障害」、診断基準とは
DSM-IV-TR

対人関係や自己像、感情の不安定性、著しい衝動性の広範な様式。

成人期早期までに始まり、様々な状況で明らかになる。

以下のうち5つ(またはそれ以上)。

①現実に、または想像の中で、見捨てられることを避けようとして、なりふりかまわない努力をする

②理想化と、こき下ろしとの両極端を揺れ動く特徴。不安定で激しい対人関係

③同一性障害: 著明で持続的な不安定な自己像や自己感

④自己を傷つける可能性のある衝動性の行動。少なくとも2つの領域
(例: 浪費、性行為、薬物やアルコールなどの物質乱用、無謀運転、大食い)

⑤自殺の行動やそぶり、脅し、自傷行為の繰り返し

⑥顕著な気分反応性による感情の不安定性
(例: 通常2~ 3時間持続、2~ 3日以上持続することはまれ。強い不快気分、いらだち、不安感)

⑦慢性的な空虚感

⑧不適切で激しい怒り、怒りの制御の困難
(例:かんしやく、いつも怒っている、暄嘩を繰り返す)

⑨一過性のストレス関連性の妄想的観念、重篤な解離症状
（例:記憶が飛ぶ、言葉が出ないなど）

境界性パーソナリティ障害の鍼灸、整体、マッサージ

臨床で使用する経絡・経穴(ツボ)の例：

膻中（だんちゅう）、鳩尾（きゅうび）、巨闕（こけつ）、足三里（あしさんり）など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

参考文献

境界性パーソナリティ障害岡田尊司
幻冬舎 2013

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