![]() |
三間(さんかん) |

三間は単なる解剖学的なポイントではなく、**「気・感情・対人関係の流れを調整する象徴的なスイッチ」**として、深い意味づけができます。
英語
Large Intestine(LI)3
San Jian(Third Space)
三間(さんかん)(兪木穴)
手の陽明大腸経3
The Large Intestine Meridian of Hand-Yangming
三間
さんかん
sankan
取穴部位
示指(人差し指)第2中手指節関節の近位端(手の甲側)、橈側の陥凹部。
関節を軽く屈曲させたときに現れるくぼみに指先を滑らせるように探ると、圧痛や軽い違和感が反応として現れやすい。
筋肉
第1背側骨間筋(深層)
運動神経
尺骨神経(骨間筋支配)
知覚神経
橈骨神経浅枝
血管
第1背側中手動脈の枝

主治
・咽喉の腫れ、発赤、声の枯れ
・眼の充血、かすみ目、目の疲れ(特に光刺激に敏感なとき)
・歯痛(上顎中心)、口の中の灼熱感
・手や指の関節炎、腱鞘炎、腫れやこわばり
・精神的な焦燥感や短気、イライラによる交感神経過緊張状態の緩和
名前の由来(オリジナル解釈)
「三間」の「三」は単なる数字ではなく、**天地人**の調和や**心身言**の三要素を象徴している。
「間」は前穴(二間)と同様、“流れ”や“空間”を意味するが、ここでは**交流と統合**の側面が強調される。
すなわち「三間」は、“三つの領域が交わる接点”として、感情・意志・身体を調和させる作用を持つポイント。
特に、人との「距離感」や「会話のリズム」を調整する内的バランサーとしても注目される。
兪木穴としての性質
・五行で「木」は、発芽・成長・方向性・怒の感情と関係。
・兪穴は気の動きが盛んで、エネルギーの流れが加速されるポイント。
・三間は「木」の性質を活かして、心身にこもったフラストレーションを外へ導く“解放の出口”のような働きをする。
臨床応用(独自視点)
・言いたいことを我慢したり、感情をうまく表現できない人に適する。
・心に溜め込んだ「未処理の感情」が喉や目、指先などに症状として現れる場合は、三間の反応点を確認することが有効。
・精神的な「つっかえ」や「うっぷん」は、肉体の可動域(特に指や関節)を狭める。
三間はその“心のこわばり”を解く鍵となるツボ。
感情と気の関連(オリジナル洞察)
・大腸経は「不要なものの排出」をつかさどるが、三間では特に「感情の滞留」がテーマとなる。
・怒りや不満をうまく処理できないとき、人は“他人との間”にストレスを感じやすくなる。
・三間は「その間(ま)」を緩め、心を柔らかくする作用がある。
養生のヒント
・仕事の合間にこのツボを押すと、集中力の偏りがリセットされやすく、視野が広がる。
・人間関係において「一歩引いて客観的に見る」ための、内なる距離感センサーの再起動スイッチ。
・左手の三間は「自己との対話」、右手の三間は「他者との関係性」にリンクするとされ、状況に応じて使い分けるのも一法。
補足(オリジナル視点)
・指は脳の延長であり、三間は“思考の出口”でもある。
・考えすぎて行動が遅れるタイプ、言葉が多すぎて本心が見えなくなるタイプには、思考の“剪定”を促すこのツボが有効。
・また、文章を書く、楽器を弾く、細かい作業をする人にとって、感情のフィルターとして三間を整えることは、表現の質に直結する。
→合谷(ごうこく)
←二間(じかん)
→足の陽明胃経
←手の太陰肺経
関連記事
