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承泣(しょうきゅう) |

承泣は「視覚」×「感情」の接点
美容と心の癒しを同時に叶える経穴
名前の深い意味が、人間の感受性回復にリンク
英語
Stomach(ST)1
Chengqi(Tear Container)
承泣(しょうきゅう)
足の陽明胃経1
The Stomach Meridian of Foot-Yangming
承泣
しょうきゅう
Shokyu
取穴部位
瞳孔の直下、眼窩下縁の中央に位置し、瞼を軽く押さえたときに自然に指先が止まる窪み。
おおよそ瞳孔直下7分(約1.75cm)に位置する。
筋肉
眼輪筋(特に下眼瞼部)
運動神経
顔面神経(眼輪筋枝)
知覚神経
上顎神経(眼窩下神経)
血管
眼窩下動脈、顔面静脈の枝

主治(古典+現代応用)
・目の充血、視力低下、流涙症、夜盲症
・ドライアイ、花粉症による目のかゆみ、まぶたのけいれん
・目の下のたるみ・くま・むくみなど美容的症状にも
・目の疲労(眼精疲労)による頭痛・肩こりの関連症状にも使用される
名前の由来(オリジナル解釈)
「承泣」とは文字通り「泣(なみだ)を承(う)ける」場所。
これは、単に目から涙が流れ落ちる下に位置することを指すだけではない。
**“心の涙”をも受けとめる場所**として、この名が与えられたとも解釈できる。
日常の中で流せなかった涙、感情を閉じ込めていた人がふと気を緩めたとき、目元に涙が浮かぶ。その最初の一滴が落ちる場所こそ「承泣」。
この穴は、**視覚だけでなく、感情を映し出す“心のスクリーン”としての目の回復点**でもある。
心理・感情との関係
・“見たくないもの”に対して目をそらし続けた人ほど、承泣が硬く、押すと鈍い痛みを感じることが多い。
・「涙を堪えてきた人」ほど、この部分が詰まり、視界がぼやける、ドライアイになるなどの形で現れる。
・承泣を通じて、**心の奥底に溜め込んでいた感情の澱(おり)をゆるやかに解きほぐす**ことができる。
現代的な活用
・パソコン・スマートフォンによる長時間の目の酷使が続く現代人にとって、承泣は**「目の再起動ボタン」**ともいえる。
・美容分野では、目の下のくま・たるみ・むくみ・血行不良などに直接作用するポイントとして、マッサージや美容鍼で重視されている。
・自律神経が乱れたとき、「涙が出ない」「感動しても何も感じない」など、感受性が鈍化する。承泣を整えることで、**“心の感じる力”を取り戻す感覚”**が得られることもある。
セルフケアとしての活用
・朝起きたとき、または目の疲れを感じたときに、
両手の人差し指を使って承泣を軽く押しながら、目を閉じ、深く息を吐く。
・目の奥にこもっていた熱が抜けて、視界がひらける感覚が戻ってくることがある。
・「疲れたな」と思ったら、感情的な疲労も含めて
**“目の涙を忘れた部分”に優しく触れる”**という気持ちでケアするとよい。
注意点
・目に近いため、刺激はごく軽く、垂直に押し込まないこと。
・コンタクトを入れたままの刺激は避け、施術前後は清潔を保つ。
→四白(しはく)
←厲兌(れいだ)
→足の太陰脾経
←手の陽明大腸経
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