逆流性食道炎 食道裂孔(れっこっう)ヘルニア
逆流性食道炎 鍼灸 整体 鍼治療
英語
Reflux esophagitis Hiatal hernia
もくじ
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食道裂孔ヘルニアとは
食道裂孔ヘルニアとは横隔膜よりも上に胃の一部が脱出した状態を言います。
食べ物はロから胸腔内の食道を通り、横隔膜を貫き腹腔内の胃につながっています。
横隔膜を食道が貫いている部分を食道裂孔と呼び、胃は本来、食道裂孔よりもお腹側にあります。
食道裂孔ヘルニアは、 食道裂孔よりも胸側(上側)に胃の上部が脱出した状態のことです。
食道裂孔ヘルニアの原因
道と胃が接合している部分を噴門(ふんもん)と呼びます。
噴門と横隔膜は、横隔膜食道靱帯というバンドで適切な位置に固定されています。
このバンドの力が弱くなったり、食道裂孔の隙間が広がってしまうことが影響して食道裂孔ヘルニアになるといわれています。
猫背の人では、食道裂孔ヘル二アになる確率が高くなるといわれています。
食道裂孔ヘル二アと逆流性食道炎
食道裂孔ヘル二アになると、胃に力が加わった時、食道と胃が接合している部分の噴門は逆流を防ぎきることができなくなります。
逆流がおこりやすくなります。
これにより、逆流性食道炎を引き起こしやすくなります。
ただし、ピロリ菌に感染した高齢の人など、胃酸の出方が少なくなった人では、 酸による刺激が少ないので逆流しても食道炎にはなりにくいといわれています。
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参考文献
胸やけ、ムカムカ、吐き気、胃痛、げっぷ・・・・・・それ全部、逆流性食道炎です。
関 洋介 (著)
南江堂
2020/11/21 発売
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