逆流性食道炎 逆流性食道炎の病態
逆流性食道炎 鍼灸 整体 鍼治療
英語
Pathophysiology of reflux esophagitis
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逆流性食道炎の内容物
逆流性食道炎の9割以上は胃酸とペプシンの食道内逆流です。
逆流性食道炎の軽症型と重症型
逆流性食道炎は、軽症型と重症型に分類されます。
軽症型は下部食道に縦走するびらんや潰瘍がみられます。
重症型は縦走するびらんや潰瘍に加えて横走する病変がみられます。
軽症型
軽症型の胃食道逆流は食後の一過性下部食道括約筋弛緩に伴って起こるため、症状は食後に現れやすい。
軽症の場合、食道内に胃の内容物が逆流すると、不快感のために反射的に飲み込もうとす行為(嚥下運動)を行う。
嚥下により逆流物が胃に排出され、飲み込んだ唾液が胃酸を中和、洗浄する作用がある。
重症型
重症型の胃食道逆流は一過性下部食道括約筋弛緩に伴って起こるものと、
Stress RefluxやFree Refluxによるものもあるので、横になっている睡眠中に起こりやすい。
重症の場合は、夜間の深睡眠中に起こることが多いので、嚥下運動はあまり行われないため、逆流物は中和されにくく、食道粘膜が長時間逆流物に接触し、重度の病変を形成しやすいという特徴があります。
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参考文献
胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021 (改訂第3版)
日本消化器病学会 (編集)
南江堂
2021/4/23 発売
逆流性食道炎 関連外部リンク
逆流性食道炎ってどんな病気?
National Center for Geriatrics and Gerontology