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紫斑病の病理学

寿楽鍼灸整骨院 紫斑病
紫斑病 鍼灸 整体 鍼治療

英語

Pathology of purpura

もくじ

・紫斑病の特徴

・紫斑病の皮膚

・紫斑病の腎臓

・紫斑病の消化管

執筆者

井出井出 貴之(鍼灸師)プロフィール

紫斑病の特徴

紫斑病は全身の細小血管に血管炎を引き起こす疾患です。

紫斑病では主に皮膚、消化器、腎、関節が障害されます。

寿楽鍼灸整骨院 紫斑病4

紫斑病の皮膚

紫斑病の皮膚生検では,、真皮層の細小血管周囲に好中球を中心とした炎症細胞浸潤を認めて、

白血球破壊性血管炎の所見を呈するのが特徴です。

消化器症状は全体の約 5割から7割に認められ、初期症状としてあらわれることが多いです。

紫斑病の腎臓

紫斑病の腎生検では、糸球体のメサンギウム細胞や内皮細胞の増殖がみられます。

メサンギウム領域にIgAが沈着するのが特徴です。

紫斑病の消化管

消化管病変の生検で、消化管粘膜の浮腫、粘膜下出血、血管壁に核破壊を伴った白血球の浸潤などの、

壊死性血管炎の所見がみられることがあります。

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参考文献

患者と家族のためのしおり (10) 再生不良性貧血特発性血小板減少性紫斑病
厚生省特定疾患難病のケア・システム調査研究班 (著)
厚生省特定疾患難病のケア・システム調査研究班
1982/10/1 発売

紫斑病 関連外部リンク

特発性血小板減少性紫斑病
新潟大学医学部 臨床病理学分野