肺がんと七情
Lung cancer and seven emotions
もくじ
肺がんの東洋医学
執筆者
七情
七情とは喜、怒、憂、思、悲、恐、驚の7種類の感情を指します。
日常的にバランスのある七情によって精神的なバランスも保たれています。
七情病因
強烈な精神的刺激を受けたり、長期にわたる強い精神的刺激を受け続けることによって、
生理的な許容範囲をこえてしまうことで、臓腑気血の機能の失調が引き起こされます。
このように七情は発病因子となって、結果、病気を引き起こします。
内傷七情
七情は内傷疾病の主な病因で、東洋医学では「内傷七情」といわれています。
人の心の活動と臓腑気血の機能には深いつながりがあります。
七情と臓の病因
心は喜を主り、喜ひすぎると心を損傷する。
肝は怒を主り、怒りすぎると肝を損傷する。
脾は思を主、思いすぎると脾を損傷する。
肺は悲憂を主り、悲しみ憂いすぎると肺を損傷する。
腎は驚恐を主り、驚き恐れすぎると腎を損傷する。
肺の病気(肺がん)の原因
悲しみ過ぎると、肺気が弱まり意気消沈する。気は消える方向にはたらきます。
肺がんは、極度な憂い悲しみ、意気消沈の結果つくられています。(東洋医学)
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参考文献
図説東洋医学 基礎編 代田文彦 (著)、山田光胤 (著) 学研プラス 1979
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