肺がんの免疫療法
Lung cancer immunotherapy
もくじ
執筆者
肺がんの免疫療法とは
肺がん 免疫療法とは、免疫チェックポイント阻害薬という薬で、免疫の調節力を抑えて、免疫を強くしてがん細胞を攻撃することを目的としています。
免疫療法 もっと詳しく知りたい人へ
国立がん研究センター
免疫チェックポイント阻害薬
免疫とは、ウィルスや細菌などに対して攻撃する働きのことです。
免疫が強くなりすぎると、ウィルスや細菌だけでなく、自分の細胞も攻撃してしまいます。
アレルギーや自己免疫疾患は免疫が強くなりすぎた状態だといえます。
免疫チェックポイント阻害薬とは、免疫の調節力を抑えて、免疫を強くしてがん細胞を攻撃することを目的としています。
免疫チェックポイント阻害薬とは、わかりやすく言うと、アレルギーや自己免疫疾患の状態をわざと作り、免疫を過剰にさせるための薬です。
肺がんの免疫チェックポイント阻害薬には、アテゾリズマブ(テセントリク)、ニボルマブ(オプジーボ)、ペムブロリズマブ(キイトルーダ)が使われています。
免疫チェックポイント阻害薬の副作用
間質性肺疾患、大腸炎、重度の下痢、神経障害、皮膚障害などが報告されています。
また、重症1型糖尿病や甲状腺機能障害などの自己免疫疾患が起こることが報告されています。
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参考文献
がん免疫療法ガイドライン 第2版
日本臨床腫瘍学会
金原出版 2019
肺がんの免疫療法 関連リンク
呼吸器内科で実施している「肺がん免疫療法」の臨床研究
川崎医科大学
Lung Cancer Immunotherapy
American Lung Association
Immunotherapy for Lung Cancer
Cancer Research Institute