過敏性腸症候群(IBS) 過敏性腸症候群の下痢と便秘以外の症状

英語

Symptoms other than diarrhea and constipation of irritable bowel syndrome

執筆者

井出貴之（鍼灸師）プロフィール

過敏性腸症候群の便秘や下痢がなぜ起こるのでしよう。

内臓の機能は自律神経の交感神経と副交感神経とがうまくバランスをとり作用しています。

過敏性腸症候群の方はストレスによりその自律神経のバランスが乱れることによって起こると言われています。

過敏性腸症候群の副交感神経の働きが更新すると、水分がまだ十分に吸収されていない状態の便が直腸に押し出されるために下痢が起こります。

反対に、過敏性腸症候群の方の交感神経の働きが更新すると、便の直腸への通過が滞って便秘になります。

過敏性腸症候群の方の下痢と便秘以外の症状には以下のものがあります。

おならが出る

お腹がゴロゴロなる

ゲップが出る

お腹に違和感がある

食欲不振

吐き気

頭痛や偏頭痛

動悸、発汗、めまい

不安感、焦燥感

不眠

などが報告されています。

「おなかのカビ」が病気の原因だった (日本人の腸はカビだらけ)
内山葉子 (著)
マキノ出版
2018/03/16　発売

Irritable Bowel Syndrome (IBS)
the Canadian Society of Intestinal Research (CSIR)