タイミング法の注意点

英語

Precautions for Rhythm Method

・妊娠率は約30%

・年齢とともに下がる妊娠率

・タイミング法で妊娠する条件　男性

・タイミング法で妊娠する条件　女性

執筆者

井出貴之（鍼灸師）プロフィール

妊娠率は約30%

タイミング法により排卵のタイミングでうまく夫婦生活が持てたとしても、必ず妊娠が成立するわけではありません。

若くて健康でタイミングが合っていても妊娠率は約30%と言われています。

年齢とともに下がる妊娠率

年齢とともに卵子も老化します。

年齢とともに精子の活動量や数も減少します。

特に女性の年齢が上がれば上がるほど妊娠率は下がることがわかっています。

タイミング法で妊娠する条件　男性

タイミング法で妊娠するには最低条件があります。

男性側の最低条件は、精子の数と運動量に大きな問題がないことです。

最近ではスマホでセルフチェックできるキットが販売されています。

女性側の最低条件は、排卵が起こっていることと、卵管が通っていることです。

　
排卵

排卵が起こっている場合は、基礎体温で低体温期と高体温期がグラフで示されるようになります。

一方、無排卵月経では、基礎体温のグラフをつけても、低体温から高体温に移行しません。

この場合、病院で超音波（エコー）検査やホルモン検査で排卵があるかないかを確定診断します。

卵管の通り

基礎体温の高低もあり、男性側の精子の量や運動量もあり、タイミング法を一年以上行ってもなかなか妊娠しない場合には

卵管が詰まっているかどうかを疑います。

卵管は左右あり、片方の卵管が詰まることを「片側卵管閉塞」と言います。

両方の卵管が詰まることを「両側卵管閉塞」と言います。

卵管が詰まっているかどうかを確かめるには、病院で子宮の卵管に造影剤を入れて、レントゲン撮影する、子宮卵管造影検査を行う必要があります。

以上の条件をクリアできて、男女の心身の健康状態が安定することで、タイミング法での妊娠が可能となります。