神経性やせ症

英語
Anorexia nervosa
もくじ
執筆者

神経性やせ症とは
神経性やせ症とは、やせを主症状とした心療内科的な疾患です。神経性食欲不振症や、いわゆる拒食症といわれるものも、これに属します。
摂食制限型と過食・排出型に分類されます。

摂食制限型
摂食制限型(restring type )
摂食制限型は病的なほどの少食です。
過食・排出型
過食・排出型(binge eating/purging type)
過食・排出型は飢餓の反動で過食が出現して、その後自分でノドに指を突っ込んで吐いたり、下剤 や利尿剤、浣腸を乱用 して、排出行為を繰り返してやせています。
神経性やせ症の統計
神経性やせ症のほとんど(約95 %)は女性です。
日本の女子高生の有病率は1000人に約2人から5人だといわれています。
神経性やせ症の入院治療経験者の死亡率は100人に6人程度とされています。
これは、精神疾患の中で最も高いとされています。
神経性やせ症の死因
飢餓
低血糖性昏睡
電解質異常
不整脈
心不全
感染症
自殺
など

診断基準
A、正常体重の85%以下
B、体重が不足していても、体重が増えることに対する強い恐怖感がある
C、自分の低体重に対して重大な障害だと思っていない。
D、初潮後の場合、月経周期が連続して少なくとも3回
(工ストロゲンなどのホルモン投与後にのみ月経が起きている場合,その女性は無月経とみなされる)

神経性やせ症の鍼灸、整体、マッサージ
臨床で使用する経絡・経穴(ツボ)の例:
肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)、胃兪(いゆ)、大巨(だいこ)、気舎(きしゃ)、地機(ちき)、足三里(あしさんり) など。
※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。
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参考文献
摂食障害治療ガイドライン
日本摂食障害学会 (監修)「摂食障害治療ガイドライン」作成委員会 (編集)
医学書院
2012/2/10 発売
摂食障害 拒食症 過食症 関連外部リンク
関連外部リンク
Anorexia nervosa
The Johns Hopkins University
Anorexia nervosa - Symptoms and causes
Mayo Foundation for Medical Education and Research (MFMER).
Anorexia Nervosa
Cleveland Clinic