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痛風


痛風

英語

Gout

もくじ

・痛風とは

・痛風の種類

・痛風の好発部位

・痛風の鑑別疾患

・痛風の臨床期

・痛風のエックス線像

痛風とは

痛風とは尿酸塩結晶が関節などで炎症を起こす疾患です。

痛風は中年の男性に多い疾患です。

女性でも閉経後、エストロゲンの分泌低下により発症することがあります。

痛風

痛風の種類

自然におこる一次性と、腎臓疾患や薬剤(アスピリン、ピラジナミド、降圧薬など)の副作用に続発する二次性があります。

痛風の好発部位

痛風の初回症状の約7割は足の親指の関節に起こります。

足の親指に次いで多いのが、足関節、膝関節、肘関節、手関節などです。

痛風の好発部位

痛風の鑑別疾患

痛風の鑑別疾患は、リウマチ、変形性関節症、偽痛風、化膿性関節炎、蜂窩織炎などです。

痛風の臨床期

第1期(無症状高尿酸結晶期)

痛風の症状はなく、血液中の尿酸値が高い。

第2期(急性間欠性性関節炎期)

足の指の関節や膝関節が急激に炎症を起こし痛みます。炎症発作は一2週間で軽減することが多い。

炎症発作は繰り返し起こり、次第に発作は頻繁に起こるようになっていく。

発作時の尿酸値は正常な時もあるので、誤診される場合も多い。

第3期(慢性関節炎期)

最初の痛風発作が発症して数年もしくは10年以上経過して見られる症状です。

尿酸塩結晶が、関節だけではなく、皮下、耳介、腱、動脈などに沈着し痛風結節が生じ、炎症を起こします。

多発性関節炎、腎障害、脳血管障害、心血管障害、骨の抜き打ち蔵などに発展していくことがあります。

痛風のエックス線像

痛風の初期のエックス線像では骨陰影に異常所見はみられないものの、軟部組織の腫脹がみられます。

慢性期になると骨びらんが認められるようになります。

骨内に結節ができると、骨打ち抜き像がみられるようになります。

痛風のエックス線像

痛風の鍼灸、整体、マッサージ

臨床で使用する経穴(ツボ)の例:

肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)、腎兪(じんゆ)、中脘(ちゅうかん)など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

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関連外部リンク

Gout - Symptoms and causes
Mayo Foundation for Medical Education and Research (MFMER).

Gout: Symptoms, Treatment & Prevention
Cleveland Clinic.

Gout
Centers for Disease Control and Prevention