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下痢

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Diarrhea

もくじ

・自律神経失調症と下痢

・下痢とは

・下痢の対応

・下痢の症状を伴う病気

・下痢と自律神経

・下痢のときの薬

・下痢のときの食養生

・下痢の養生

・下痢の鍼灸、整体、マッサージ

執筆者

井出井出 貴之(鍼灸師)プロフィール

自律神経失調症と下痢

下痢は自律神経の副交感神経優位によって起こります。

副交感神経優位とはストレスや過労などにより休息神経が活発になりすぎているときに起こります。

休息神経が活発になりすぎているときは胃腸の働きが促進しすぎてしまいます。

自律神経失調症 下痢

下痢とは

下痢は本来体に悪いものを排除するための自然な反応です。

ウイルス性の腸炎や、細菌による食あたりなどが原因の下痢は、下痢どめで下痢を止めてしまうと逆効果になってしまいます。

下痢の対応

下痢の時は脱水症状にならないように水分や塩分を補給し、下痢が収まるのを待ちましょう。

スポーツドリンクなど、塩分などのミネラルが入ったものが便利です。

下痢の症状を伴う病気

下痢が1ヵ月以上継続する場合は、潰瘍性大腸炎や大腸がんなどの可能性があります。

また、特定の食物を取ったときに起こる下痢は食物アレルギーが考えられます。

体質的に肉や魚の油が消化できないで下痢をすることもあります。

下痢と自律神経

テストやプレゼン等の前の緊張状態や、冷房に当たった時のストレスなどで下痢が起きることがあります。

下痢のときの薬

下痢の時によく使われている民間薬は黄檗と言う生薬です。

黄檗の主成分はベルベリンで殺菌効果があります。

黄檗を含んだ民間薬には、陀羅尼助、百草、練熊、正露丸、百草丸などがあります。

自律神経失調症 下痢2

下痢のときの食養生

下痢の時は、山椒などの生薬を使いお腹の中を温め腸の働きを良くします。

下痢の養生

消化しやすいものを食べる

発酵食品を調整する

食物繊維を調整する

カロリーを考えつつ食事の量を調整する


鍼灸や整体で自律神経やホルモンバランスを整えて、下痢の解消を期待するのも1つの選択肢です。

自律神経失調症 下痢3

下痢の鍼灸、整体、マッサージ

臨床で使用する経穴の例:

腰の 大腸兪(だいちょうゆ)など。

お腹の 大巨(だいこ)、天枢(てんすう)など。

温溜(おんる)、腹瀉点(ふくしゃてん)など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

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参考文献・引用

自律神経を整える 健康の知恵袋
(著)里見 英子
主婦の友社
2016年11月14日発行

眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話: 自律神経のギモンを専門医がすべて解説!
(著)日本文芸社
ワニブックス
2020年02月22日発行

自律神経失調症 下痢 関連外部リンク

下痢
龍谷大学

Symptoms & Causes of Diarrhea
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MedlinePlus