喘息の原因 |
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喘息の原因
一般的に咳をともなう病気には、呼吸器感染症、気管支端息、副鼻腔炎などがあります。
ウイルスや細菌に感染して起こる呼吸器感染症にはかぜ症候群、グループ症候群、気管支炎、肺炎、百日咳などがあります。
かぜは治ったはずなのに咳がなかなか治まらない、というような状態が数週間続いたばあい、咳喘息を疑われます。
端息は、気道が狭くなり、刺激に対して過敏になり、慢性的に炎症や咳の発作が起こります。
咳は低体温と胸部周辺の血流障害によっても起こります。
無理な生活習慣や心理習慣により交感神経優位の状態が長く続くと筋肉や血管は収縮し、からだは冷え、分泌や排泄などの細胞の代謝活動が抑えられてしまいます。
長期間による筋緊張から、肩首や腰背部などへの血流も不足がちになります。
結果、背部の筋肉は硬く変性し、背骨や肋骨の動きが低下してしまいます。
このため息が深くできない状態に慣れた生活が気づかぬうちに続くようになります。
呼吸が浅いため、しだいに酸素供給量が低下していきます。
結果、細菌やウイルスなどに対する抵抗力も弱まってしまいます。
健全な時であれば何でもないような病原体に対して感染しやすくなり、肺炎が起きやすい状態になってしまいます。
これが、喘息を引き起こす見えにくい生活習慣です。
こうった生活習慣はそのままで、喘息の薬や漢方薬を長期間使用しても、一向によくならないのは当然なのです。
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臨床で使用する経穴の例:
背中では大椎大椎(だいつい)、治喘(ちぜん)、肺兪(はいゆ)など。
胸の中府(ちゅうふ)、膻中(だんちゅう)など。
尺沢(しゃくたく)など。
※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。
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参考文献
正法医眼: 病の真実
井出 貴之 (著)
Kindle
2018/3/19 発売
関連外部リンク
What Causes Asthma?
American Lung Association
ASTHMA Causes and Triggers
National Heart, Lung, and Blood Institute
Asthma - Causes
NHS