![]() |
裏内庭(りないてい)(うらないてい) |

英語
Extra points-Lower Extremities
EX-LE14
Li Neiting
Inner Court,Back Inner Court
奇穴
裏内庭(りないてい)(うらないてい)
Rinaitei
別名:里内庭
取穴部位
足底にあり、第2趾中足指節関節(MTP関節)付近、足背の内庭穴のほぼ真裏にあたる部位。
第2趾の付け根を足底側から触れ、骨間にできるわずかな陥凹部を取穴する。
筋肉・腱
虫様筋(第2)、短趾屈筋腱、骨間筋(足底側)
運動神経
内側足底神経(脛骨神経の枝)
知覚神経
内側足底神経の趾枝
血管
底側中足動脈、底側趾動脈
主治
てんかん様発作、意識混濁、突然の気逆、消化不良、胃痙攣、急性腹痛、嘔吐、下痢、めまい、
足趾のしびれ・灼熱感、精神的緊張による内臓反射症状
取穴方法・操作の要点
仰臥位または坐位で足底を上に向け、第2趾の付け根を包み込むように母指で軽く圧を加える。
強刺激は不要で、「奥にひびく感覚」が出る程度の持続圧、または浅刺・接触鍼が適する。
呼吸が自然に深まるかどうかを一つの目安とする。
名前の由来
「内庭」は胃経の栄穴で、消化・情動・熱をさばく要穴。
その“裏”に位置する裏内庭は、表に現れる症状ではなく、
内側にこもった気の暴走や、抑え込まれた反射を鎮める働きを持つと考えられてきた。
「里内庭」という別名が示す通り、表層ではなく“里(深層)”の調整点である。
その他重要な事柄(臨床的考察)
裏内庭は「症状を取る穴」というより、
意識が頭に引き上げられ、身体感覚が遮断された状態を足元に戻すための奇穴である。
発作・めまい・急激な腹症など「突然起こる症状」に対し、
足底という重心点から全身の緊張を落とすことで、結果的に症状が鎮まることが多い。
整身・整息の導入点として用いると、患者自身が「今ここ」に戻りやすくなる。
関連記事
