甲状腺の検査基準値

英語

Thyroid test standard values

甲状腺の検査項目と基準値

各検査項目の基準範囲は各医療機関により異なります。

自己抗体とは必要なものまで攻撃してしまう血液中の成分です。

　遊離トリヨードサイロニン

　基準範囲　2.3～4.3(pg/mL)

　甲状腺ホルモン。
　甲状腺機能低下では少なく、亢進では多くなる。

　遊離サイロキシン

　基準範囲　0.8～1.8(ng/dL)

　甲状腺ホルモン。
　甲状腺機能低下では少なく、亢進では多くなる。

　甲状腺刺激ホルモン

　基準範囲　0.2～4.5(μIU/mL)

　甲状腺ホルモンの分泌を促す脳下垂体ホルモン。
　甲状腺機能低下で上昇する。

　抗TSHレセプター抗体

　基準範囲　2.0未満(IU/L)

　甲状腺を刺激する自己抗体。
　陽性でバセドウ病などの疑い。

　甲状腺刺激抗体

　基準範囲　120以下(%)

　甲状腺を刺激する自己抗体。
　陽性でバセドウ病などの疑い。

　抗サイログロブリン抗体

　基準範囲　28 未満(IU/mL)
　
　甲状腺に関係する自己抗体。
　陽性で慢性甲状腺炎やバセドウ病などの疑い。

　抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体

　基準範囲　16未満(IU/mL)

　甲状腺に関係する自己抗体。
　陽性で慢性甲状腺炎やバセドウ病などの疑い。

　サイログロブリン

　基準範囲　33.7以下(ng/mL)

　甲状腺の細胞で作られる蛋白質。
　陽性で亜急性甲状腺炎、バセドウ病、甲状腺腫瘍などの疑い。

　副甲状腺ホルモン

　基準範囲　15～65(pg/mL)

　副甲状腺で作られるホルモン。
　カルシウムの代謝を調節。