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橋本病・バセドウ病

潜在性甲状腺機能低下症

英語

Subclinical hypothyroidism

潜在性甲状腺機能低下症

潜在性甲状腺機能低下症とは、TSH(甲状腺刺激ホルモン)が脳の下垂体から通常よりもたくさん出て、甲状腺機能の低下を補っている状態のことです。

甲状腺の機能が低下してくると、FT3やFT4(甲状腺ホルモン)の分泌低下がおこります。甲状腺ホルモンは基礎代謝など細胞の働きには欠かせない大切なホルモンなので分泌が低下すると困ります。

脳はTSHを多めに出して、甲状腺を刺激してなんとか甲状腺ホルモンを出させそうとします。

TSHの検査数値の範囲は大まかに0.5mU/L~4.5mU/Lです。潜在性甲状腺機能低下症が疑われるのはこの範囲を超えた場合です。

症状が無くTSHが一桁台であれば経過観察のみの場合がほとんどです。TSHが10mU/Lを超えても症状がない場合は経過観察するのが一般的ですが、TSHが10mU/Lを超えた段階で症状がなくても治療を開始したほうがよいという意見もあります。薬物治療は甲状腺ホルモンの投与になります。

潜在性甲状腺機能低下症の方すべてが甲状腺機能低下症に進行するわけではありません。しかし進行する可能性は高いといわれています。

当院での施術

TSHの検査数値が標準値を超えはじめた、はやめの段階から改善を試みることで、甲状腺機能低下症への進行を軽減できればと考えてます。

潜在性甲状腺機能低下症

潜在性甲状腺機能低下症の鍼灸・整体・マッサージ治療

臨床で使用する経絡・経穴の例:

天柱(てんちゅう)、翳風(えいふう)、大椎(だいつい)、心兪(しんゆ)、肝兪(かんゆ)、腎兪(じんゆ)、人迎(じんげい)など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

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関連外部リンク

Subclinical Hypothyroidism: An Update for Primary Care Physicians
National Institutes of Health (.gov)

Subclinical Hypothyroidism
Cleveland Clinic

Subclinical Hypothyroidism: Deciding When to Treat
American Academy of Family Physicians