HOME | 甲状腺 | 甲状腺機能低下症 医薬品の副作用

整体・針・治療

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症と医薬品の副作用

甲状腺機能低下症は甲状腺の機能が低下して血液中の甲状腺ホルモン濃度が低くなることで、身体の新陳代謝(エネルギー代謝)が悪くなり体を動かしたり考えたりすることが鈍くなります。

甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝に影響を及ぼすため、胃腸、腎臓、肝臓などの細胞の代謝にも影響を及ぼします。

甲状腺機能低下症は医薬品の副作用でおこる場合があります。

甲状腺機能低下症は、ヨード含有医薬品、リチウム製剤、インターフェロン製剤などの医薬品によって引き起こされることがあります。

甲状腺ホルモン製剤服用中に他のお薬を服用することでおこる場合もあります。

何らかのお薬を服用していて、次のような症状が見られた場合には、お薬の副作用による甲状腺機能低下症の可能性があります。


「前頸部の腫れ、元気がない、疲れやすい、まぶたが腫れぼったい、寒がり、体重増加、動作がおそい、いつも眠たい、物覚えが悪い、便秘、かすれ声など。」


医薬品によっては、甲状腺ホルモンの過剰な症状(甲状腺機能亢進症の症状)に引き続いて、甲状腺機能低下症が起こる場合があります。

甲状腺機能亢進症の症状

「脈が速い、心臓がドキドキする、体重減少、手のふるえ、汗をかき易いなど。」

鍼灸院 整骨院 整体 針治療 カイロプラクティック 甲状腺67

甲状腺機能低下症の原因

甲状腺機能低下症とは、身体の新陳代謝(エネルギー代謝)を活発にする甲状腺ホルモンの血中濃度が低下した場合におきます。

甲状腺機能低下症の原因は以下のものが含まれます。

甲状腺からの甲状腺ホルモンの産生と分泌(放出)が低下したばあい。

下垂体からの甲状腺刺激ホルモンの分泌が抑制されたばあい。

甲状腺ホルモンの代謝(分解)が促進されたばあい。

甲状腺ホルモンの過剰投与によって甲状腺機能が低下してしまうばあい。

画像診断のときのヨウ素の過剰投与によって甲状腺機能が低下してしまうばあい。

甲状腺ホルモン製剤を服用中の患者さんでは、一緒に服用する薬剤により甲状腺機能低下症になることがあります。

破壊性甲状腺炎により、甲状腺機能低下症が現れることがあります。

破壊性甲状腺炎では、甲状腺ホルモンをつくる甲状腺濾胞細胞の破壊が起き、蓄えられていた甲状腺ホルモンが血中に多量に漏れ出します。

一過性の甲状腺ホルモン過剰症状に引き続き、甲状腺ホルモンが充分に産生されるまで、一時的に甲状腺ホルモンの不足状態が起きます。

早期対応のポイント

甲状腺機能低下症では、甲状腺機能の低下により血液中の甲状腺ホルモン濃度が低くなります。

甲状腺ホルモンの低下は身体の新陳(エネルギー)代謝が悪くなるので以下のような症状がおこりやすくなります。

やる気がおこらない、疲れやすい、まぶたが腫れぼったい、寒がり、体重増加、動作がおそい、いつも眠たい、物覚えが悪い、便秘、かすれ声など。

甲状腺機能低下症では、甲状腺腫(首の前側の腫れ)、学校の成績が悪くなる、身長の伸びの停滞などが認められることもあります。

女性では、月経過多が現れる場合があります。

甲状腺機能低下症は薬の副作用で引き起こされる場合があります。

ヨード剤、ヨード含有薬剤(アミオダロン、ヨード含有造影剤や含嗽剤など)、リチウム製剤、インターフェロン製剤などで起こることがあります。

甲状腺ホルモン剤と抗てんかん薬などを併用している患者さんにおいては、抗てんかん薬の種類によって、甲状腺ホルモン剤の吸収を悪くしたり、甲状腺ホルモン剤の代謝(分解)を促進したりして、症状が現れる場合があります。

ダイエット・サプリメントや健康食品による被害

常用している健康食品、サプリメントなどの副作用で甲状腺機能低下症を引き起こす場合があります。

健康食品やサプリメントの中には甲状腺ホルモン低下症を引き起こす成分が入っていることがあります。

例えば、ダイエット食品やダイエットサプリメントの中には甲状腺ホルモンの成分を含有しているものがあり、新陳代謝を過度に促進するものがあります。

常用することで、甲状腺機能亢進状態がつづき、続発として、甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があるものがあります。

鍼灸院 整骨院 整体 針治療 カイロプラクティック 甲状腺68

公的な情報機関

上記のような症状でお悩みの場合には、放置せずに医療機関に連絡してください。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構は関連情報を提供しています。

医薬品の販売名、添付文書の内容等を知りたい場合は

「添付文書情報」

薬の副作用により被害を受けた方への救済制度については

「健康被害救済制度」

独立行政法人医薬品医療機器総合機構




(参照)
甲状腺機能低下症
重篤副作用疾患別対応マニュアル
平成21年5月厚生労働省