顎関節症 Wilkesによる顎関節内障の病期分類
英語
Staging of temporomandibular disorders by Wilkes
もくじ
執筆者
臨床症状
病期I:初期:痛みのない相反性クリック開口初期、閉ロ終期の雑音
病期Ⅱ:初期/中期: 痛みを伴う気になるクリック開口終期の雑音、間欠性ロック
病期Ⅲ:中期: 痛みを伴う顎運動制限クローズドロック
病期Ⅳ:中期/終期: 慢性化した痛み、頭痛、顎運馴制限、症状の反復
病期v:終期: クレピタス、痛み、顎運動制限
画像所見
病期I:初期:軽度の復位性前方転位骨変化なし
病期Ⅱ:初期/中期: 円板変形を伴う復位性前方転位、骨変化なし
病期Ⅲ:中期: 痛みを伴う顎運動制限クローズドロック著明な円板変形を伴う前方転位、骨変化なし
病期Ⅳ:中期/終期: 著明な円板変形を伴う前カ転位、中期までの骨変化
病期v:終期: 円板の変形と穿孔骨の退行性変化
外科所見
病期I:初期:正常な形態
病期Ⅱ:初期/中期: 後方肥厚部は厚いが中央狭窄部は識別可能
病期Ⅲ:中期: 痛みを伴う顎運動制限クローズドロック著明な円板変形、円板の癒着
病期Ⅳ:中期/終期: 進行した円板変形、骨の退行性変化
病期v:終期: 円板穿孔、骨の著明な退行性変化
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参考文献
カウンセリングで治す顎関節症
(著) 黒江 和斗,永田 順子,梶原 和美,伊藤 学而
医歯薬出版
2004/4/1
顎関節症 関連外部リンク
側頭骨関節結節の平坦化と顎関節内障の進行度との関連
信州大学医学部歯科口腔外科