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更年期障害の腎の気


英語

Monopause: Kidney Qi

もくじ

・更年期の腎の気とは

・更年期の先天の腎

・更年期の後天の腎

・更年期の腎を補う

執筆者

井出井出 貴之(鍼灸師)プロフィール

更年期の腎の気とは

東洋医学で腎の気とは腎の精気のこと。

人が生まれ持ったエネルギーのことを、先天の腎といいます。

生まれた後、食事などから補うエネルギーを、後天の腎といいます。

このエネルギーのことを腎気とよびす。

更年期の腎の気とは

更年期の先天の腎

先天の腎は20歳以降、年齢とともに減少していきます。

20代は腎気が最も高い時期です。

多少疲れやストレスがあっても腎気が充実しているので、体調不良になりにくいです。

40代を過ぎると、腎気が減って睡眠不足や頭痛などの体調不良が起こりやすくなります。

腎気が衰えると、これまで病気を防いでいた体の免疫力が衰え、がんや糖尿病などの生活習慣病にかかる人が増加します。

更年期の先天の腎

更年期の後天の腎

後天の腎は、生活習慣や食事を改善し養生することで減少を防ぐことができます。

後天の腎をしっかりと補うことで、先天の腎の減少を補足します。

更年期の腎を補う

古代中国の医学書に黄帝内経があります。

黄帝内経には男性は約8年、女性は約7年で体が変化するとあります。

これは心身の年齢的変化を表したものです。

腎は先天の気を司ります。

成長、発育、生殖などを担います。

不妊症や更年期障害など、腎の気を減らさない生活習慣、食習慣が大切です。

更年期の後天の腎

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参考文献・引用

東洋医学式 女性のカラダとココロの「不調」を治す44の養生訓
(著)若林理砂
原書房
2015年11月10日発行

関連外部リンク

広報誌「天地人」
東京女子医科大学 附属東洋医学研究所

What Is Qi Deficiency, and How Is It Treated?
Healthline

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