膝蓋軟骨軟化症 (ランナーズニー)
英語
Patellar chondromalacia (runner's knee)
もくじ
膝蓋軟骨軟化症 (ランナーズニー)とは
膝蓋軟骨軟化症とは、ひざのお皿と太ももの骨の重なる部分の関節の軟骨が柔らかく変形性する病気です。
ひざの使い過ぎが主な原因で、通称、ランナーひざ・ランナーズニーなどとも呼ばれます。
スポーツ障害の代表的な病気ですが、ひざのお皿のを強く打撲するなどのケガにより、関節の軟骨が傷ついてもおこることがあります。
その他、膝蓋大腿関節脱臼や亜脱臼、X脚、O脚など、関節の動きがスムーズにいかないと、軟骨が傷ついて、膝蓋軟骨軟化症になってしまうこともあります。
関節の軟骨への栄養が不足しておきる場合もあります。
先端的にひざの障害のある方は、スポーツをしていなくてもかかる場合があります。
20歳前後の女性におおくみられます。
膝蓋軟骨軟化症 (ランナーズニー)の症状
ひざの軟骨が軟化して変形するので、膝に違和感を覚え、歩き方がガニ股のようになり、ひざに力が入りにくい状態になります。
ひざは痛み、階段の上り下り時には、ひざ関節がゴリゴリと音がするような感じになります。
膝蓋軟骨軟化症 (ランナーズニー)の治療法
膝蓋軟骨軟化症は使いすぎが主な原因と考えられるので、先ずはしっかりと安静にすることが大切です。
スポーツ選手は練習を休みます。
しっかりと休めないまま使い続けることで、変形や破綻が加速します。
痛みがおさまってきたところで、膝周辺の筋肉、
大腿四頭筋やハムストリングスを鍛えることで、ひざ関節の安定性をはかります。
痛みがあるうちは、テーピングや包帯、サポーターなどで、ひざをサポートして関節を安定させます。
日頃からバランス良く食事をとることも大切です。
無理なダイエットは栄養が偏って、病状を悪化させます。
膝蓋軟骨軟化症 (ランナーズニー)の臨床で使用する経絡・経穴(ツボ)の例:
委中(いちゅう)、承山(しょうざん)、足三里(あしさんり)、梁丘(りょうきゅう)、血海(けっかい)、湧泉(ゆうせん)、腎兪(じんゆ)など。
※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。
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関連外部リンク
Chondromalacia
Cedars-Sinai
Chondromalacia Patella
Arthritis Foundation
Runner's Knee: Patellofemoral Pain Disorder
Hospital for Special Surgery