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小学校の子供が甲状腺ホルモンが高くてバセドウ病の診断を受けた

橋本病

英語

An elementary school child was diagnosed with Graves' disease due to high thyroid hormone levels.

【小学校の子供が甲状腺ホルモンが高くてバセドウ病の診断を受けた】

小児の甲状腺ホルモンの正常範囲は、成人に比べると高い値であることは甲状腺専門医の間では知られています。


病院の検査結果報告書には、通常は成人の正常範囲が記載されていることが多いので、

甲状腺専門医以外の病気で、成人の正常範囲をもとに、小児であるという点を考慮せずに、甲状腺ホルモンが高いと判断されてしまうことがあるようです。


もし、成人の正常範囲をもとに、バセドウ病と判断されているとすれば、誤診の可能性があります。


甲状腺ホルモンが成人の正常範囲よりも高い値であっても、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌量が正常であれば、甲状腺機能は正常の可能性があります。

甲状腺ホルモンが病気として高い値であれば、TSHが低い値になります。

甲状腺ホルモンが高くて薬を処方された場合は、焦らずに、甲状腺専門医のセカンドオピニオンを受診することをおすすめいたします。


また、もともと甲状腺機能低下症で、甲状腺ホルモン剤をすでに服用している場合は、薬の量が多いため、甲状腺ホルモンの数値が高くでる場合もあります。

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関連外部リンク

Graves Disease in Children
Nationwide Children's Hospital

Graves Disease in Children
Stanford Medicine Children's Health

Graves' Disease in a Young Boy: Kade's story
Children's Hospital of Philadelphia