潜在性甲状腺機能低下症の治療指針
英語
Treatment guidelines for subclinical hypothyroidism
【潜在性甲状腺機能低下症の治療指針】
潜在性甲状腺機能低下症の治療指針
(数値は医療機関により異なります。以下は参考数値)
甲状腺ホルモン剤による補充が必要
TSH 10 μU/mL以上の時
妊娠中、妊娠活動中、TSH 2.5 μU/mL以上の時
甲状腺ホルモン剤の補充を勧められる
TSH 10 μU/mL以下でも、高血圧、高脂質、糖尿病などの動脈硬化のリスクのある方
甲状腺ホルモン剤の補充を考慮
抗核抗体が陽性
甲状腺腫が顕著
甲状腺機能低下症の症状がある
甲状腺ホルモン剤の補充のリスク管理
甲状腺ホルモン剤は動脈硬化のリスクを低下できるが、虚血性心疾患を誘発するリスクを増す。
したがって、潜在性甲状腺機能低下症の高齢者の甲状腺ホルモン剤の補充は行わない。
高齢者で甲状腺ホルモン剤の補充を行う場合は、TSH6~7 μU/mL程度を目標値とする。
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関連外部リンク
To Treat or Not to Treat Subclinical Hypothyroidism, What Is the Evidence?
National Institutes of Health (.gov)
Treatment of Subclinical Hypothyroidism: BMJ Rapid Recommendation
American Academy of Family Physicians
Subclinical hypothyroidism: When to treat
Cleveland Clinic Journal of Medicine