HOME | 橋本病の針治療 | 甲状腺ホルモン剤の適性量

甲状腺ホルモン剤の適性量

橋本病

英語

Appropriate amount of thyroid hormones

【甲状腺ホルモン剤の適性量とは】

橋本病などの甲状腺機能低下症で甲状腺ホルモン剤を内服している方の薬の量は、どのようにして決められるのでしょう。

合成甲状腺ホルモン剤の適性量はどうすればわかるのでしょう。


甲状腺ホルモンは、全身の臓器に作用するホルモンです。

個々の臓器には適性量があるはずで、身体は様々な連携で、全体の臓器に対する適正量を決めていると考えられます。

でも、現代医学では、一つ一つの臓器ごとの適性量を同時に調べる手段がありません。

もしかすると、甲状腺ホルモンの分泌量が基準値以下であることが、全体にとっての適性量であることも完全には否定できないかもしれません。


病院では、脳下垂体から分泌されるTSHを測定して、甲状腺ホルモンの量が適切かどうかを判定します。

脳下垂体にとって甲状腺ホルモンの量が適切であれば、OKであろうという推測です。


究極的には、体全体の体自身の調整量の結果、甲状腺機能低下症のままの状態が正しいのか、

人間が表面的に甲状腺ホルモン量を基準値以内に変化させることが正しいのかは分かりません。


甲状腺ホルモンが不足すると精神機能が低下したり、動脈硬化が進展するリスクになるということで、TSHが基準値内におさまるように、合成甲状腺ホルモン剤の量は決められています。

甲状腺の機能を治すための服用ではなく、症状に対応する(対症療法)ための服用です。

情報をシェアする!

facebook  twitter  line

関連外部リンク

Normal Thyroid Hormone Levels
UCLA Health

Physiology, Thyroid Hormone
National Institutes of Health (.gov)

Thyroid stimulating hormone
You and Your Hormones