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黄斑変性症

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英語

Macular degeneration

黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)

黄斑変性症、加齢性黄斑変性症は、目の網膜内で、視細胞が集中し、ものを見るのに大切な機能を持っている黄斑に異常が起こる病気です。

黄斑性の黄斑は網膜の中心にあり、ここが障害されます。

黄斑変性症


網膜の中心部には、視細胞が多く集まっていて、黄褐色の黄斑があります。

黄斑部は、視野の中央に見える像を識別する部分です。

網膜の他の部分と比べると、解像度や色の識別などの機能が格段に優れ、ものを見る上で重要な部分です。

黄斑部中心の、中心下と言われる中心部の凹みには視細胞が高密度に集中しています。

この中心部の凹みは視力が鋭敏な場所で、視力検査を測定する値は、この黄斑部分の中心下の視力を示しています。



黄斑変性症は、この黄斑部に異常が生じて、視力や視野が障害される病気です。

黄斑変性症は、50代を過ぎてから発症することが多く、老人性黄斑上、または加齢性黄斑性とも呼ばれます。

黄斑部が障害されると、見ている中心部分がぼやけたり歪んで見えたり、細かい文字を読み取ったりすることが困難になります。

黄斑変性症は一般的に目の痛みはありません。

また、黄斑変性症は、片方の目に発症することが多く、普段両方の目で特に効き目でものを見ることが多いため、進行するまで目の異常に気づかない場合が多いのが特徴です。

症状は大きく3つにまとめると①中心部が見えにくくなる(中心暗点)、②ものが歪んで見える(変視症)、③視力が低下する、です。

黄斑変性症の種類には大きく分けて2つあります。①萎縮型、②滲出型

①萎縮型
萎縮性黄斑変性症は、非新生血管型、乾燥型、ドライ型とも言われ、黄斑部周辺に萎縮している病変が見られるものです。

萎縮性黄斑変性症の進行はゆっくりで黄斑部の中進化が障害されなければ、高度な視力低下が起こる事はありません。

②滲出型
滲出性黄斑変性症は、新生血管型、湿潤型、ウェット型とも言われます。老人性円盤状黄斑変性症とも呼ばれます。

滲出性黄斑変性症は、健康な状態では見られない新生血管と言う細くてもろい血管が、網膜の外側にある脈絡膜から発症して、網膜まで伸び、黄斑部分を障害します。

一宿型に比べると、進行が速く、眼底に出血や浮腫を生じやすく、急激な視力低下を起こす場合があります。

黄斑変性症の原因

黄斑変性症の原因は不明です。

遺伝的な背景が関係すると言う意見もありますが現段階ではあくまでも説にすぎません。

一般的に、滲出性黄斑変性症の原因として、網膜細胞の老化が引き金になると言われています。

網膜の細胞は、常にその1部が壊れ、また新しい細胞に生まれ変わると言う、新陳代謝を繰り返しています。

網膜と外側の脈絡膜との間にある網膜色素上司は、新陳代謝によって生じた老廃物を消化し、排出する働きをしています。

加齢により、網膜色素上皮細胞の老化により、老廃物の消化と排出がうまくいかなくなり、網膜色素上皮の下で脈絡膜との境目にあるブック膜と言うところに老廃物が溜まり、眼底検査で黄白色の塊として観察されます。

この老廃物の塊はドルーゼンと呼ばれます。

この塊が溜まってくると、それがストレスとなり、脈絡膜から新しい新生血管が発生します。

新生血管はもろく、血液や血液成分が、血管からしみ出して、網膜の視細胞が強され、視力の低下や障害を引き起こします。

網膜色素上皮が剥がれてくる網膜色素上皮剥離が起こります。

上述したように、黄斑変性症の原因は現代医学では解明されていません。

したがって有効で根本的な治療法は、現代医学では見つかっていません。

このため眼科での治療は、予防的な薬物療法になります。

黄斑変性症の危険因子は、加齢、遺伝、環境汚染、喫煙、高血圧、ビタミンミネラル不足などが挙げられます。

加齢については、誰でも歳をとります。従いまして体の新陳代謝を常に活性化し、年齢を重ねても体年齢自体は若い状態を保つ方向性を心がけることです。

遺伝的な要因については、家族に黄斑変性症の人がいる場合、いない人に比べると発症する率が高いと言う研究結果もあります。

ただこれも説であって、やはり引き金となっている生活習慣を改善することにより、発病を免れたり遅らせたりすることができることが可能だと考えます。

環境的な要因としては、近年注目されているのは紫外線が網膜細胞に害を及ぼしていると言う説です。

さらに、大気汚染によるダイオキシンなどの有害物質も要因の1つだとされています。



また、コンビニやスーパーなどの食品添加物や喫煙、飲酒によるアルコールなども、網膜細胞を障害する作用があると言われ、黄斑変性症の発症率を高めると言われています。

栄養学的には、緑黄色野菜に多く含まれるカロチンや、活性酸素を消す働きのあるビタミン、A、 C、 E 、などをとると良いとされる研究報告もあります。

また、ビタミンのカロチノイドの1種、ルテインには、視細胞を保護し、活性酸素の発生を抑える作用があるとされています。

ルテインを多く摂取することで、黄斑変性症の発症の危険性を減少できると言う報告もあります。

ルテインはブロッコリーやほうれん草などに多く含まれています。

黄斑変性症の場合、一度手術すれば終わりと言うわけでは無いです。

手術がうまくいってもまた再発する可能性があります。

ですから、まずは病院の点眼薬と、当院の針治療を併用して、体質を改善していくことをお勧めします。

なぜなら黄斑変性症は、生活習慣とともに進行していった側面があるからです。

ですから生活習慣を改善し徐々に良い方向へと向かわせることで、黄斑変性症や加齢黄斑変性症の進行を止めたり、遅くすることが可能だと考えます。

その後、様子を見てから手術を考えてみるのも良いのではとご提案いたします。

最近目の奥が痛む、疲れ目で視力の低下が気になる方はいちど眼科を受診することをお勧めいたします。

同時に、実平の段階から、当院の整体で体を整え、針治療により全身の特に脳や目への血流を促進し黄斑変性症の予防治療を受けみてはいかがでしょうか。

黄斑変性症の鍼灸、整体、マッサージ

臨床で使用する経絡・経穴(ツボ)の例:

睛明(せいめい)、承泣(しょうきゅう) 、絲竹空(しちくくう)、天枢(てんすう)など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

よくある質問

週どれくらい通ったらいいですか?
症状にもよりますが、最初は週2回程度で、症状が治まってきたら、週1回、2週間に1回と徐々に減らしていきます。
病院の治療も続けてもいいですか?
もちろんです。治療は病院の点眼薬と併用しておこないます。
子供でもみてもらえますか?
はい、当院は子供の健全な代謝の促進にも力を入れています。
チャイルド・コンディショニング

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関連外部リンク

What Is Macular Degeneration?
American Academy of Ophthalmology

Age-Related Macular Degeneration (AMD)
The Johns Hopkins University

Age-related Macular Degeneration
MedlinePlus