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糖尿病網膜症

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Diabetic retinopathy

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は糖尿病によって起こる合併症の1つです。放置した場合失明する恐れもある病気です。

糖尿病網膜症


糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンと言うホルモンの分泌が低下し、血液中のブドウ糖の濃度が高くなり、血管や神経が次第に破壊され、全身、特に腎臓や目など、毛細血管が多い部分に障害を発症する病気です。

糖尿病網膜症は、糖尿病のドロドロの血液によって目の網膜が障害されてしまうものです。

糖尿病網膜症、腎症、神経障害、は糖尿病の3大合併症です。目に起こる糖尿病の合併症としては、糖尿病網膜症は最も頻度が高いです。

糖尿病網膜症は、糖尿病にかかってからの年数が長いほど発症率は高くなります。

例えば、糖尿病の発症後5年では、10%から20%です。

糖尿病の発症50年で、20%から40%、20年で40%から80%の人に網膜症が発症すると言うデータもあります。

糖尿病網膜症は、糖尿病ギリギリの、糖尿病予備軍でも注意が必要な病気です。発症率の多い傾向としては、過食、肥満、運動不足、飲酒、ストレスなどの生活習慣病が重なった時だと言われています。



初期症状はゆっくりと進行するため、緑内障同様気づきにくく、重症になってから気づくことが多いです。

網膜症は、気づかないまま放置すると、重症化します。出血や視力の低下が現れ最終的には失明することもあります。

糖尿病網膜症による中途失明は、日本人の成人が失明する原因の上位を占めています。なぜなら糖尿病網膜症は、糖尿病にかかってから5年から20年など時間をかけて進行していきます。

糖尿病自体も発症から5年10年経ってから発病することが多いため、トータルで考えた場合網膜症は長い間ゆっくりと進行してしまっていることが多いからです。

中途失明で多いのは40歳から50歳を過ぎてからです。パソコンやスマートフォンを眺める時間が多くなっている現代では特に注意が必要です。



糖尿病の方の血液中の成分は糖の濃度が高く、毛細血管やその近くの細い血管の壁に変性を起こし、血管が狭くなったり詰まったりします。

目の網膜と腎臓には細い血管が多いため、血液中の糖分が高いと、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養の供給不足で血管はもろくなり疲れやすくなります。

血管の詰まりが広範囲に次第に広がり、新生血管と言う本来作られない血管が異常に発生し網膜に様々な障害が現れます。

眼底から網膜が剥がれて網膜剥離を起こしたり、眼底が出血したり、硝子体が出血したりすると、失明の可能性がさらに高まります。

糖尿病による目の障害で、視力の低下や失明の恐れのある目の病気には、他にも白内障や血管新生緑内障などがあります。

高齢の場合は、網膜血管が硬くなる動脈硬化や硝子体の編成も網膜症の発生の要因になるとされています。

網膜症は進行過程により大きく3つに分けられます

単純網膜症、前増殖網膜症、増殖網膜症。

単純網膜症は、糖尿病網膜症の初期のものです、眼底検査では、毛細血管瘤や網膜に爪楊枝の先で吐いたような点々の出血や、大きめの痘痕状の出血が起こります。

タンパク質や脂肪などの血液中の成分が沈着したシミ状の硬性白斑が見られます。

前増殖網膜症は、網膜症が進行し、血管が障害され、血液が流れなく血管閉塞と呼ばれる状態に陥ります。

また静脈の異常な腫れや毛細血管の編成などが進行し、網膜浮腫と言う、血管から滲み出た血液成分が網膜に溜まりむくんでしまう症状が見られます。

網膜浮腫が、黄斑部に起こると、糖尿病黄斑症になり、視力が低下してしまいます。

増殖網膜症は、毛細血管が詰まり、網膜に血液が流れない状態が発生しその部分に不足する酸素や栄養素を補うために、新しい血管が作り出され、網膜の表面や硝子体にまで伸び増殖します。

これを新生血管と呼びます。この新生血管はとてももろく出血しやすい血管です。

この新生血管が現れた段階は糖尿病性網膜症を前期、中期、後期に分けるとすれば、後期に当てはまります。

硝子体出血や、網膜剥離が起こってしまった状態での視力の回復は困難なことが多いと言われています。

糖尿病網膜症の場合、一度手術すれば終わりと言うわけでは無いです。

手術がうまくいってもまた再発する可能性があります。ですから、まずは病院の点眼薬と、当院の針治療を併用して、体質を改善していくことをお勧めします。

なぜなら糖尿病網膜症は、生活習慣とともに進行していった側面があるからです。

ですから生活習慣を改善し徐々に良い方向へと向かわせることで、糖尿病網膜症の進行を止めたり、遅くすることが可能だと考えます。

その後、様子を見てから手術を考えてみるのも良いのではとご提案いたします。

最近目の奥が痛む、疲れ目で視力の低下が気になる方はいちど眼科を受診することをお勧めいたします。

同時に、実平の段階から、当院の整体で体を整え、針治療により全身の特に脳や目への血流を促進し糖尿病網膜症の予防治療を受けみてはいかがでしょうか。

セルフケア指導

また、当院では、治療だけでなく、患者さんが自宅でできるセルフケア指導も積極的に行っています。

本来、カラダを治すのは患者さん自身の治癒力です。私たちの治療は、その治癒力が十分に発揮できるようにするためのお手伝いにすぎません。

ですから、患者さん自身も自宅でセルフマッサージなどを行うことで、より自然治癒力が高まるよう心がけていただいています。

具体的には、首の後ろや、目の周りをホットタオルで温めた後、軽く(さんちく)や(ふうち)といったツボを軽く刺激することです。

その他、朝晩簡単にできる体操などの指導もしています。

緑内障予備軍

「最近ではパソコンやスマホの使いすぎで、眼精疲労や頭痛、肩こりの方が増えています。これらは間違いなく、緑内障予備軍です。」

「眼圧が正常でも緑内障になるかたが増えています。」

40歳前後から物が見えにくくなったなどの視力の低下がみられたら要注意です。ただの老眼では済まされないこともあるので注意が必要です。

視力の低下を感じたら、緑内障、糖尿病網膜症、加齢性黄斑変性症などの予備軍かもしれません。

スマホを遠ざけてみたりしてませんか?

心配な方は片目を閉じて、見え方におかしな部分がないか両眼ともチェックしてみてください。

いずれにせよ、早めのうちの検診と、定期的な未病治療をお勧めいたします。

糖尿病網膜症の鍼灸、整体、マッサージ

臨床で使用する経絡・経穴(ツボ)の例:

肺兪(はいゆ)、脾兪(ひゆ)、胃兪(いゆ)、腎兪(じんゆ)、天枢(てんすう)など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

よくある質問

週どれくらい通ったらいいですか?
症状にもよりますが、最初は週2回程度で、症状が治まってきたら、週1回、2週間に1回と徐々に減らしていきます。
病院の治療も続けてもいいですか?
もちろんです。治療は病院の点眼薬と併用しておこないます。
子供でもみてもらえますか?
はい、当院は子供の健全な代謝の促進にも力を入れています。
チャイルド・コンディショニング

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関連外部リンク

Diabetic Retinopathy: Causes, Symptoms, Treatment
American Academy of Ophthalmology

Diabetic retinopathy
AMERICAN OPTOMETRIC ASSOCIATION

Diabetic retinopathy - Illnesses & conditions
NHS inform