食道憩室

英語

Esophageal diverticulum

執筆者

井出貴之（鍼灸師）プロフィール

食道憩室とは食道壁の一部が嚢状に突出している状態をいいます。

食道憩室は頻繁に見られる疾患です。

①発生時期

先天性憩室

後天性憩室

②組織学的

真性憩室

仮性憩室

③発生原因

圧出憩室

牽引憩室

圧出牽引憩室

④発生部位

咽頭食道憩室(Zenker 憩室)

気管分岐部憩室

横隔膜上憩室

食道憩室の症状の多くは無症状

嚥下困難

心窩部痛

異物感

など

咽頭部不快感

嚥下困難

食物逆流

咳嗽

嚥下性肺炎

など　

無症状のものは放置されて、ほとんどが治療を必要としません。

食後に飲水することを指導することがあります。

症状の重いものや憩室炎などの合併症を繰り返す場合は病院にて外科的な処置がとられる場合もあります。

臨床で使用する経絡・経穴(ツボ)の例：

厥陰兪（けついんゆ）、心兪（しんゆ）、膈兪（かくゆ）、内関（ないかん）、巨闕（こけつ）など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

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