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子宮頸癌

Cervical Cancer

執筆者

井出井出 貴之(鍼灸師)プロフィール

子宮頸がん

子宮頸部に最初のできるガンを子宮頸癌と呼びます。

子宮頸癌は、ヒトパピローマウイルス (HPV)というウイルスが長期間感染することにより発症します。

近年のデータでは子宮頸癌のうち、扁平上皮癌は約80%、腺癌は約20%です。

性交の開始年齢が低年齢化している現在、これまでなかった若い世代にも子宮頸癌が増えています。

子宮頸癌は性交経験のある女性の全員に感染するリスクがあります。


<子宮頸癌の疫学>

わが国における子宮癌の罹患者数は年間17,476人
(子宮頸癌:8,474人、子宮体癌:8,189人、どちらか不明な癌:813人)2005年のデータ。

子宮体癌は40歳以降に多く、39歳以下の子宮癌の多くは子宮頸癌です。

わが国における子宮癌による死亡数は年間5,709人
(子宮頸癌:2,486人、子宮体癌:1,720人、どちらか不明な癌:1,503人)2008年のデータ。

<子宮頸癌の成因>

子宮頸部扁平上皮癌という癌はヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus:HPV)というウイルスの感染により引き起こされることがわかっています。

様々な癌に共通することですが、HPVに感染したとしても、元気な心身であれば、多くの場合は、自己の免疫力によってHPVが体内から排除されます。

<子宮頸癌のリスクファクター>

妊娠回数が多い

出産回数が多い

不特定多数の性行為

初交年齢の早い者

配偶者が包茎である婦人

子宮頸癌のリスクファクター></center>
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<h4><子宮頸癌の病理></h4>
子宮頸癌の組織型には扁平上皮癌、腺癌、混合型があり、子宮頸部扁平上皮癌がもっとも多いです。
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<h4><子宮頸癌の症状></h4> 
子宮頸癌の進行期は軽度のものから順に0期、IA1期、IA2期、IB1期、IB2期、II期、III期、IV期に分類されます。
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<br>初期の子宮頸癌はほとんど自覚症状がありません。
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<br>進行の子宮頸癌になると、不正性器出血、接触出血、帯下などをともないます。
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<br>末期の子宮頸癌では疼痛が出現します。
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<h4><子宮頸癌の一般的な治療></h4>
手術療法
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<br>放射線療法(腔内照射、外部照射)
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<br>化学療法 抗癌薬など
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<h4><子宮頸癌の経過・予後></h4>
子宮頸癌ステージ1期の5年生存率はおよそ90%以上。病期の振進行に比例して5年生存率は徐々に下がります。
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大腸癌の鍼灸、整体、マッサージ

臨床で使用する経穴(ツボ)の例:

お腹の 関元(かんげん)など。

膝の 血海(けっかい)など。

足の 然谷(ねんこく)など。

※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。

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参考文献・引用

子宮頸癌治療ガイドライン 2022年版
日本婦人科腫瘍学会 (編集)
金原出版
2022/7/19 発売

膀胱癌 関連外部リンク

What Is Cervical Cancer?
NCI

Basic Information About Cervical Cancer
U.S. Department of Health & Human Services

Cervical Cancer
American Cancer Society, Inc.