頻尿、尿漏れ
英語
Frequent urination, incontinence
もくじ
執筆者
頻尿や尿漏れについて
頻尿や尿漏れの悩みは自律神経失調症の主な症状でもあり、年齢とともに増加します。
頻尿
頻尿とは排尿回数が多いことで、一般的には、起床から就寝までに8回以上排尿することを頻尿といいます。
頻尿の原因としては膀胱炎や糖尿病が考えられます。
糖尿病で血糖値が高いと多飲多尿になります。
精神的ストレスで交感神経が優位になっていても頻尿になります
薬の副作用でも頻尿が起こることがあります。
夜間頻尿
夜間頻尿とは夜間に尿の量や回数が増えることです。
日中に足などの体がむくむ人に多く見られ、夜寝るときに横になることでむくみは改善するものの尿が増えます。
腎臓や心臓がよわっていたり、病気の可能性もあります。
一回の尿量は少ないが回数が多い
尿量が少ないのにトイレに行く回数が多い場合の多くは、前立腺肥大や萎縮膀胱などが考えられます。
尿意切迫症状や過活動膀胱などの神経過敏の状態でも突然トイレに行きたくなることがあります。
尿漏れ
不意の尿漏れは、尿のトラブルでとても多い症状です。
せきやくしゃみで、尿が漏れる症状は、腹圧性尿失禁といいます。
腹圧性尿失禁は、尿道括約筋などの骨盤底筋群の筋力低下が主な原因だと言われています。
男性で多いのは、排尿後尿滴下と言い、排尿後にズボンとパンツをあげた後中で尿がたらたらと垂れる尿漏れがあります。
排尿後尿滴下も、骨盤底筋群の運動で改善が期待できます。
膀胱訓練
頻尿を改善するための、1つの方法として膀胱訓練があります。
膀胱訓練は、トイレに行きたいと思っても少しだけ我慢する時間を作ります、
我慢する時間は、まずは3分程度の短い時間から始めその後5分、10分、15分と伸ばしていく方法です。
最終的な我慢する時間は1時間から2時間などです。
骨盤底筋群体操
骨盤底筋群体操 女性編
排尿を止めるような感じで尿道を締めます。→ 約5秒間キープしたら緩めます。
その後、おならを我慢する感じで肛門を締めます。→ 約5秒間キープしたら緩めます。
何回も繰り返します。
骨盤底筋群体操 男性編
肛門と陰茎の付け根をしめて上の方へ引き上げ、そのまま2、3秒力を入れる。→力を抜く。
締めたり緩めたりを素早く10回程度繰り返す。
頻尿や尿漏れの鍼灸、整体、マッサージ
臨床で使用する経穴の例:
腰の志室(ししつ)、腎兪(じんゆ)、膀胱兪(ぼうこうゆ)、次髎(じりょう)など。
腹部の水分(すいぶん)、関元(かんげん)など。
※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。
関連記事
お友達にシェアする!
参考文献・引用
尿もれ・頻尿を自力で解決する本
(著)主婦の友社
主婦の友社
2019年06月21日発行
自律神経失調症 頻尿、尿漏れ 関連外部リンク
頻尿・尿漏れ
TSUMURA & CO.
Urinary Incontinence in Older Adults
National Institutes of Health U.S.
Urinary Incontinence - Symptoms - Treatment
Urology Care Foundation