アトピー性皮膚炎

・アトピー性皮膚炎

・アトピー性皮膚炎の症状

・アトピー性皮膚炎の疫学

・アトピー性皮膚炎の診断

・アトピー性皮膚炎の成因

・アトピー性皮膚炎の治療

・アトピー性皮膚炎の日常生活でのホームケア

・アトピー性皮膚炎の鍼灸、整体、マッサージ

執筆者

井出貴之（鍼灸師）プロフィール

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は皮膚の乾燥とかゆみのある湿疹が慢性的に続くのが特徴だといわれています。

原因はわかっていません。

アトピー性皮膚炎の症状

皮膚が乾燥し白い粉を吹いたようになる、小さな湿疹ができる、皮膚が赤くただれてジクジクする、皮膚がかたくザラザラしてくるなど症状はさまざまです。

強いかゆみをともなうので、子どもはガマンできずに、かきむしってしまいます。

湿疹をかきこわすことでさらに症状が悪化するばあいもあります。
よくなったり、悪くなったり、また少しよくなったり、悪くなったり、を繰り返します。

アトピー性皮膚炎の疫学

発症する時期は、早くて生後2～3カ月ごろからで、大人になってから発症するケースもあります。

症状の現れ方や経過はさまざまですが、顔や頭に湿疹ができ、おなかや背中などへ広がっていくパターンが見られます。

アトピー性皮膚炎の診断

経過を見ないと正確な診断が難しいため最初、乳児湿疹と診断され、その後の経過によってアトピー性皮膚炎と診断名が変わることもあります。

アトピー性皮膚炎には、アレルギーの体質がかかわっていることが少なくありません。

でも、アレルギー体質でも、すべての子どもが、アトピー性皮膚炎になるということはありません。

アトピー性皮膚炎を発症する子どもの自己免疫は乱れています。

そのため、健康な肌にはなんでもない刺激にも反応しやすく、炎症やかゆみが起きてしまいます。(過剰防衛)

体質に加え、肌の乾燥、食べものの農薬や保存料、汗や汚れによる刺激、ダニ、ハウスダスト、水質汚染、化学薬品(アトピーの治療に使われるものも含む)、ストレスなどさまざまな要素が加わり、アトピー性皮膚炎が発症すると考えられています。