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龍接吻(りゅうせっぷん)EX-OT05 |

英語
Extra points-Other
EX-OT05
Long zhi wen
Kiss of the Dragon
俗穴/ニセ経穴/誤解経穴
龍接吻(りゅうせっぷん)
Ryuseppun
龍の口づけ
キス オブ ザ ドラゴン
結論
龍接吻(龍の口づけ)という経穴は存在しない
正規の経穴・奇穴・別名としても確認されていない
映画・ゲーム・都市伝説的表現が混ざって広まった“偽穴”に分類される
東洋医学的には象徴表現として理解するのが適切
「龍接吻(りゅうせっぷん/龍の口づけ)」について
インターネット上には
「刺してはいけない禁断のツボ」「触れると命に関わる秘穴」
として
龍接吻(龍の口づけ)
という名称が紹介されているサイトがいくつか見受けられます。
また、
・アクション映画
・ゲーム作品
などの影響もあり、実在する経穴のように受け取られることもあるようです。
しかし――
学術的なデータ
龍接吻という名称の経穴は、
東洋医学の古典文献・現代の経穴学・WHO標準経穴のいずれにも存在しません。
『黄帝内経』『霊枢』『甲乙経』
中国国家標準(GB)
WHO経穴命名規準
日本の経穴学教科書
👉いずれにも「龍接吻」「龍の口づけ」という経穴名は記載されていません。
なぜ「龍接吻」という話が広まったのか
この名称は、
東洋医学由来というよりも、
武術・映画・創作物における演出
「秘伝」「禁断」「奥義」という物語的表現
ゲームやフィクションでの象徴的ネーミング
といった要素が混ざり合って生まれた
創作的・象徴的な名称と考えられます。
東洋医学では古くから
「龍」「鬼」「天」「神」といった言葉を
比喩や象徴として用いる文化がありましたが、
それらは必ずしも
具体的な経穴名を意味するものではありません。
頚百労(EX-HN15)との関係について
映画の中では「龍接吻穴」は
「頚百労の上付近」
と、フィクションの経穴であることを前提として、
わかりやすく
説明されている記述がありますが、
頚百労(EX-HN15)は
明確な位置と臨床目的を持つ正規の奇穴
その周囲に
「致死性の秘穴」「触れてはいけない点」が
古典的に設定されている事実はありません
👉頚百労の別名、あるいは上位概念として
龍接吻が存在する、という根拠は確認できていません。
誤解しないために大切なこと
東洋医学において重要なのは、
名前のインパクト
伝説的な効能
ではなく、
どこに
どの深さで
どの状態の身体に
何を目的として触れるか
という
身体との対話そのものです。
「触れたら危険な秘穴」が存在するのではなく、
身体の構造や反応を無視した刺激が危険になることがある、
というのが現実に近い理解でしょう。
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