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掌心(しょうしん)EX-OT02 |

英語
Extra points-Other
EX-OT02
Shou zhang
Palm of Heart
俗穴/ニセ経穴/誤解経穴
掌心(しょうしん)
Shoushin
結論
✅ 掌心という名称の経穴は、
✅正式な経穴としては存在しない。
✅掌心とは本来、手のひらの中心を指す部位的・感覚的表現であり、
心包経の労宮(PC8)と混同されることが多いが、
労宮の正式な別名ではない。
古典・公式経穴体系に掌心は存在しない
「掌心(しょうしん)」という名前の“正式な経穴”は存在しません。
WHO標準、国家標準(中国GB)、日本の鍼灸教育用教科書、いずれにも
「掌心」という独立した経穴名は載っていません。
掌心という言葉の正体
「掌心」はもともと
手のひらの中心
手のひらの要所
という部位・概念語です。
古典では
「掌中」
「手心」
のような表現はありますが、
それが経穴名として固定されたことはありません。
労宮との関係
労宮(PC8)は
握りこぶしを作ったとき
中指と薬指の先が当たる凹み
👉 結果的に“掌の中央付近”にある
このため、
「掌心=手のひらの中心」
「手のひらの中心のツボ=労宮」
「じゃあ掌心=労宮?」
という後づけの説明がネット上で広がった可能性があります。
重要な違い
🔹 労宮
心包経の正式経穴
位置は解剖学的中央ではない
機能は「熱・煩躁・意識・情動」
🔹 掌心
経穴ではない
位置は曖昧
「真ん中」「中心」という感覚的表現
👉労宮は“点”
掌心は“感覚的な領域名”
ここを混同すると、経穴の理解が壊れます。
なぜ「掌心というツボ」が生まれたのか?
人は「中心」に安心を求める
手の中央=気が集まる感じがする
体感が先にあり、名前を後から作った
それをAIやまとめサイトが“経穴風”に固定した可能性。
つまり
👉 体感 → 概念 → 誤って経穴化
まとめ
掌心という名称の経穴は、
正式な経穴としては存在しない。
掌心とは本来、手のひらの中心を指す部位的・感覚的表現であり、
心包経の労宮(PC8)と混同されることが多いが、
労宮の正式な別名ではない。
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