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上仙(じょうせん)(十七椎下) |

英語
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EX-B8
Shiqizhuixia
Below the 17th Vertebra
奇穴
上仙 (十七椎下)
じょうせん
Josen
取穴部位
第5腰椎棘突起と正中仙骨稜第1仙椎棘突起間に取る。
腰椎と仙骨の境目に位置するため、腰椎の最下端を指で確認し、そのすぐ下の陥凹を探すとよい。
取穴方法
患者を伏臥させ、腰部を軽く伸展させると、腰椎と仙骨の間のくぼみがはっきりする。指圧で圧痛点を確認し、針は直刺で0.8〜1.2寸程度。灸も適する。
下肢に放散する響きを感じる場合、椎間神経根への刺激がしっかりと届いているサインとなる。
筋肉
棘間筋、棘間靱帯、棘上靱帯
運動神経
脊髄神経後枝
知覚神経
腰神経後枝
血管
腰動脈背枝
主治
突発性腰痛、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、下肢のしびれや脱力感。
さらに、泌尿生殖器系疾患(排尿困難、月経痛、精力減退)にも応用され、下焦(腎・膀胱・生殖器)の気血を整える目的でも用いられる。
名前の由来
「上仙」とは、仙骨部の上にあることを示す名称で、仙骨領域の入り口を意味する。
「十七椎下」とも呼ばれるのは、古典的な骨数えにおいて腰椎5個+胸椎12個=17椎を数え、その下に位置するため。
仙骨は「仙人の骨」とも呼ばれ、生命力や生殖力の根源を象徴する部位であり、上仙はその玄関口として特別視された。
その他の重要事項
・上仙は腰痛治療における「急性期の特効穴」とされ、特に動けなくなるようなギックリ腰でよく用いられる。
・腰椎と仙骨の移行部は、体重負荷が集中しやすいため障害が多い部位であり、この穴を刺激することで血流改善と神経の圧迫緩和が期待される。
・東洋医学的には「腎気の出入り口」として扱われ、腎虚による腰背部のだるさや泌尿器症状にも応用される。
・現代臨床では、椎間板ヘルニアに伴う坐骨神経痛への補助療法として注目されている。

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