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経絡・経穴(ツボ)

瘈脈(けいみゃく)

英語
Triple Energizer(TE)18
Qimai(Spasm Vessel)

瘈脈(けいみゃく)

手の少陽三焦経18
Triple Energizer (Triple Heater TH) Meridian of Hand-Shaoyang


瘈脈
けいみゃく
keimyaku


取穴部位
角孫穴と翳風穴の間を三等分し、下から1/3の位置。
乳様突起の前方のくぼみに取る。指先で軽く押すとズーンと響く感覚があり、深層の緊張が浮かび上がる。


筋肉
後耳介筋(耳の後ろを軽く動かす表情筋の一部)


運動神経
顔面神経


知覚神経
大耳介神経


血管
後耳介動脈


主治



名前の由来(語源)
「瘈」は“狂”や“けいれん”を意味し、「脈」は気血の流れを指す。
つまり**「瘈脈」とは、脈の狂いが生じる場所**であり、神経的な興奮や混乱がここに現れるとされた。
特に、過度なストレスや情報過多により「耳を塞ぎたくなる」「叫びたくなる」といった現代的症状に結びつく。
このツボは「聴覚の過敏」や「頭の中が騒がしい」といった、**内なる“けいれん”の反応点**と見なすことができる。


臨床的応用と特徴

心身へのメッセージ
現代の「瘈」は、体のけいれんではなく、**情報に振り回される“心のけいれん”**。
瘈脈に触れるということは、その**過敏に傾いた神経のリズムを正す**ということ。
静寂が必要なときに音が溢れ、安らぎが欲しいときにニュースが流れ込む。
瘈脈は、そんな“無意識のノイズ”を鎮めるスイッチである。
このツボに息をゆっくり吹き込むように意識を向けることで、
「本当に聴くべき声」が、耳の奥から静かに立ち上がってくる。

手の少陽三焦経

→顱息(ろそく)

←翳風(えいふう)

→足の少陽胆経

←手の厥陰心包経

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